LADY 〜最後の犯罪プロファイル〜 (2011年1月期・TBS・金曜22時枠) 脚本：荒井修子(1)(3)、渡辺雄介(2)、徳永友一(3)(4) 音楽：河野伸、羽岡佳 音楽プロデューサー：志田博英 プロファイル監修：桐生正幸 プロデュース：津留正明、渡辺良介 演出：平野俊一(1)(4)、山本剛義(2)、今井夏木(3) http://www.tbs.co.jp/LADY_cps/

第4話 VS天才死刑囚!神予言の罠
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17歳の誕生日に初めて人を殺害して以来、7人の人を殺害した
巽聡史(24歳)の事をCPSが面談することになる。彼は自分の父親
の会社の倉庫で生きたまま人々を解剖し、まぶたを接着剤で
繋ぐという猟奇的なことを繰り返していた。

一方柘植は、結城の事を監視し、何者かに電話で報告する。
結城は翔子の父で文政大教授の香月直也と頻繁にコンタクトを
取っており、捜査情報を漏洩していた疑いがある。直也は文政大
の火事で亡くなった事故だった。柘植はもう調査をやめさせて
くれと訴える。

聡史との面談は三回。聡史側からCPSとの面談を希望している
という。面談は結城以外にもう一人だとすると、翔子、新堀
寺田は皆希望する。

一方木場の駐車場で帰宅途中の会社員・吉野が車の中に押し
込められ、口の中に色々と飲み込ませられていた。翌日には
ナイフで腹部を刺されて遺体として発見される。

結城は翔子と共に東京拘置所へと足を運び聡史と面談する。
モニター越しに新堀や寺田はその様子を見ていた。
犯行の理由を明らかにするための面談。4歳の時に施設を出て
比較的裕福な環境の中、成績優秀で有り素行にも問題の無かった
男が何故17歳になって突然殺人を犯し始めたのか。
聡史は10歳の時に拾ってきた猫が突然動かなくなったとし、
体の中のスイッチを捜したという。途中からそんな事どうでも
良くなったとし、解剖することに興味を覚えたという。
人を解剖したのも同じ理由なのか?と問うが・・・
聡史は、昨日の事件のことを突然指摘すると、面白そうな事件
だと呟く。

吉野が襲われたのは、息子・博人の誕生日の為に早く帰宅した
所を襲われたという。犯人は知的のようだが実は幼稚だとし、
残虐性の裏にある幼児性を指摘する。
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凶悪な少年犯罪者との面談をCPSが引き受ける中で、連続殺人
事件が起きる。現場に残されている数字は一体どんな意味が
有るのか。

巽聡史とのやりとりは、香月翔子の父親の死を曰く付きのもの
に見せるばかりの展開にしか見えなかった。しかし続きがある
様なので、次回以降の展開に期待したいところ。

外部で起きている事件の事を拘置所にいる聡史はどうやって
情報を得ているのか。
さも聡史と殺人犯の関係には繋がりがあると言いたげな展開
だけど、死刑囚とはテレビ東京のドラマ「モリのアサガオ」を
見る限りでは、檻の中に居るだけで、情報などは好き勝手に
手に入れられるものが有り、その辺の事情が左右してのことな
のか。

数字が元素記号に繋がっている辺り、実に単純な数字の置換法
で、こんなのを新堀圭祐が気がつかないのは、正直違和感しか
残らない。

結局犯人に繋がる流れは、プロファイルが関係しているので
はなく、よく分からない花の変色の様子が元になったようで、
その辺の事情は知る人ぞ知るという感じの消化不良なものが
有った。

しかし短いスパンのドラマなのに、翔子の父親の死の真相とか
内部でのゴタゴタ感とか、色々とありがちなネタを盛り込み
すぎている感じもする。もう少し純粋に一つの事件に向き合う
ドラマが見たい。