LADY 〜最後の犯罪プロファイル〜
(2011年1月期・TBS・金曜22時枠)

脚本:荒井修子(1)(3)、渡辺雄介(2)(6)(7)、徳永友一(3)(4)(5)(8)(9)
音楽:河野伸、羽岡佳
音楽プロデューサー:志田博英
プロファイル監修:桐生正幸
プロデュース:津留正明、渡辺良介
演出:平野俊一(1)(4)(7)(9)、山本剛義(2)(5)、今井夏木(3)(6)(8)

http://www.tbs.co.jp/LADY_cps/



第9話 最後の事件…最悪の24時間
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22:30分、港区芝浦第一公園
香月翔子は亡くなっている理事官・
真鍋佳代子の服から彼女の
携帯電話を取り出す。その様子を遠くから柘植が見ていた。

すぐに警視庁でも真鍋が刺殺されて発見されたと報告が入る。
一時間前に匿名の電話が鳴り、この事件が発覚する。これは
警察への挑戦状なのか?
公園は昼間は人が多く行き交うが、夜は人通りが少ない。
恐らく人目を避けて誰かに会おうとして殺害されたのではない
か?という。CPSでは翔子に連絡を入れるが、全く電話が繋がら
ない状態だった。
寺田が現場検証を行い、本部にいるプロファイラーチームに
情報を送る。背中には刺し傷4つ。逃走経路は恐らく、真鍋が
最後に視線を送っている橋の方角だろうという。寺田は血痕を
辿って橋の上にいく。他の捜査官達に、この川をさらえば
凶器がでるかもしれない事を告げる。橋の上からは、翔子の
名刺が見つかる。

23:35分。翔子の妹・舞子は誘拐されていた。
22時に翔子の元に舞子を誘拐したとして連絡が入り、助けて
欲しいのならば一人で来いと言われていたのである。

犯人が指示した場所で待っていると、突然一人の男性・
鳴海和馬
が現れる。翔子はすぐに舞子の居場所は何処なのか?と尋ねるが
彼には
短期記憶障害との診断を受けていた。犯人からの電話で
その事実を知り、お前の妹は彼の家に居るのだと言われる。
犯人は君とゲームがしたいのだとし、今までの活躍をずっと
見てきた事を語る。彼の記憶をプロファイルによって蘇らせて
居場所を突き止めろと言う。ただしルールとして、一人で見つ
ける事、仲間や警察には決して知らせないこと、期間は24時間
だという。ルールを破れはまた家族が失われるだけだという。
翔子は舞子の元に、
"父を殺害したのは警察官"と書かれた手紙
を送ったのはあなたなのか?とし、父は誰に殺されたのか?と
問うと、ゴールにその答えを書いておくと告げる。

鳴海から話を聞くと、自分が誰だか分からず、君に会えば分かる
と言われたという。それを聞いて必ず正体を突き止めると告げる。

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真鍋佳代子が殺害されると共に、翔子の妹・舞子が誘拐される。
犯人からの要求として、一人で捜査を行わねば妹の命は無い
とされる中で、それを察した柘植が彼女をバックアップして
いくことになる。

いよいよ翔子の父・直也が殺害された件で、物語が動き始めた。
今回だけで物語が解決するとは思っていなかったし、
次回への繋ぎ感はありありと見えていた。

CPS内に裏切り者が居るとする緊迫感はドラマを面白くさせた
けれど、プロファイル捜査という面では、大した面白みを
見出すこともなく、新堀が鳴海の行動予測と称して位置を
特定していたけど、実家の有る場所を指していただけで、誰に
でも容易に想像がつくし、納得感は殆どない。

犯人が勝手に翔子にゲームを仕掛けて要求を見せ、舞子のこと
を殺すとしながらも、結局逃がした訳だけど、明らかに犯人は
舞子の事を殺す意図はなく、警察内部に犯人が居るであろう
事実を抽出するためばかりに起こした行動に見える。
そうなると、舞子本人が犯人と協力していたであろう事は想像
に難くない。なにせ自分で逃げたなんてそんな都合の良い話は
無いし、殺そうとすれば簡単に殺せるわけだからね。

舞子が犯人だとすると、今泉が協力しているのかどうかが
気になる所。

柘植が翔子に接触するまでは、柘植自身が翔子を陥れているの
かなと思わせたり、CPS内部の分裂する様子を、結城の秘密主義の
中に見出した点は悪くない。テーマの一つとして、チームの存在が
有ったわけだから、寄せ集めの集団の結束力と共に、意外にも
脆い関係性というものが描かれた。

警察の内通者は順当に行けば石渡順也かな。
細田よしひこさんにしては、これまでの役柄の中に価値が
見いだせていないので、最後の展開の中で絡ませるために
存在を隠していると言ったところなのだろう。

直也殺害に関することと、12年前の女子高生の殺害事件には
関連が有るのかどうかが気になるところだね。

香月翔子 …… 北川景子 (26歳、新人プロファイラー)
結城晶 …… 木村多江 (39歳、主任、データ解析班)
新堀圭祐 …… 平岡祐太 (28歳、データ解析班)
奥居マリエ …… 須藤理彩 (34歳、情報分析官)
寺田毅彦 …… 要潤 (32歳、サブチーフ)
柘植正樹 …… ユースケ・サンタマリア (39歳、捜査一課をまとめ
る係長)
藤堂雄一郎 …… 小澤征悦 (37歳、管理官、キャリアエリート)
石渡順也 …… 細田よしひこ (捜査一課)
香月舞子 …… 岡本杏理 (19歳、潔癖性)
香月直也 …… 鶴見辰吾 (父、殺害される、文政大)
久保田公一 …… 吉家章人 (捜査一課)
三沢秋好 …… 青柳翔 (捜査一課)
河合英雄 …… 坂本充広 (捜査一課)

オープニングナレーション:升田尚宏


真鍋佳代子 …… 久世星佳 (警視庁・理事官)
鳴海和馬 …… 風間俊介 (殺人犯)
梶原 …… 池田鉄洋 (患者)
今泉 …… 哀川翔 (今泉メンタルクリニックの院長)

相葉香凛、犬飼若博、藤井佳代子、中川真、本多隆ニ、横江泰宣
田中良、鈴木理那、五月女渚、西川智美、藤原花


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