マメシバ一郎
(2011年10月期・テレ玉・金曜21時枠)

プロデューサー:飯塚達介/森角威之
監督:芦塚慎太郎
製作総指揮:吉田尚剛
企画:永森裕二
脚本:永森裕二/亀井亨
脚本協力:アラケン/港岳彦/ 芦塚慎太郎
音楽:野中"まさ"雄一
オープニング曲 『おてんとさま』歌:高橋 直純
エンディング曲 『スブタにパイナップル』歌:盛岡冷麺

http://mameshibaichiro.net/





第2話 ライフラインは直訳すると命綱なのだ。
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二郎は母・鞠子から日々の生活費を振り込みする変わりに、
夏休みの宿題と称して、自分が出した宿題をこなすよう言われ
る。それと同時に現れた由起だが、犬の里親を探していると
して連れてきた犬に、自らビビッて帰宅してしまう。
仕方なく二郎は、彼女が置いていった犬リリーの里親募集の
DVDを作成するが、なんと家では公共料金の支払いが滞って
いる事で、電気を止められ、水道を止められていく。

クーラーはもちろん、電子レンジ、カメラの充電、パソコンな
ど立ち上げることが出来ずにいた二郎は、隣の富子の家から
延長コードを使って電気を引っ張ってくる。一時の電気のある
快適な暮らしに戻るも、すぐに富子から見つかり、電気を止め
られてしまう。

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課題をこなすまでは母親から仕送りが送られてこないという事
で、二郎は母に反抗するも、家のライフラインが遮断される
事で危機感を募っていくる。電源が無いことで、冷房はもちろん
母親からの課題もこなせない事が判明する。

ライフラインは確かに命綱だけど、隣人に叔母である富子や
重男が住んでいるので大事には至らない環境ではあるね。

文明の利器に慣れ親しんだ二郎に金を稼がず公共料金を払わな
い事でどんな不便を強いられるのかを端的に示す物だった。

クーラーとか電子レンジ、冷蔵庫が機能しなくなるというのは
まだしも、課題でもあるビデオカメラの電源とパソコンの電源
が使えないというのは、二郎にとって有る意味では死活問題に
繋がる。

大抵一人暮らしをしている苦学生たちの笑い話として、ライフ
ラインのネタは欠かせないものが有る。公共料金の支払いを
滞らせると、電気・ガス・水道は段階的に止められていくが
水道は一番最後まで止まらないというのはよく有る話だ。

日本でも時々停電が起きるけど、先日の東日本大震災で
輪番停電にされた時の不便さは如何に日本人が文明社会に慣れ
親しんでいるのを感じさせたけどね。

ねこばんでの大失敗を踏まえて、動物のシーンも面白く
描かれている所は見事。これも佐藤二朗さんのアドリブっぽい
話術のおかげさまという感じ。電気会社に電話するときの
二朗さんの饒舌ぶりには見事なものが有ったしね。

由起との関わりもこれで終わりなのだろうか。
動物が苦手な所を克服していくエピソードに繋がっていると
思ったけど、次はまた別の課題が与えられるっぽいね。

芝二郎 …… 佐藤二朗 (無職の中年ニート)
北条由紀 …… 美波 (動物ボランティア)
一郎 …… 一郎 (マメシバ)
財部陽介 …… 高橋洋 (二郎の親戚 郵便局員)
市村景虎 …… 高橋直純 (ペットショップ店員)

芝富子 …… 角替和枝 (二郎の叔母)
芝重男 …… 志賀廣太郎 (二郎の叔父)
芝鞠子 …… 藤田弓子 (二郎の母)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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