マメシバ一郎
(2011年10月期・テレ玉・金曜21時枠)

プロデューサー:飯塚達介/森角威之
監督:芦塚慎太郎
製作総指揮:吉田尚剛
企画:永森裕二
脚本:永森裕二/亀井亨
脚本協力:アラケン/港岳彦/ 芦塚慎太郎
音楽:野中"まさ"雄一
オープニング曲 『おてんとさま』歌:高橋 直純
エンディング曲 『スブタにパイナップル』歌:盛岡冷麺

http://mameshibaichiro.net/





第6話 NOと言える日本人は日本人のあこがれなのだ。
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少女・楓から大型犬・ユニオンの里親捜しを依頼され、二郎は
VTRを作成しようとするが、カメラを回してもユニオンは全く
動かず。なんとか動かそうとしてペット店にいき、オモチャを
購入。店員の景虎によると、恐らくこの犬は叱られ癖がついて
いて、遊ぶ度に叱られていたので、動かなくなったのではない
かという。解決するには叱らないことだと言われる。

陽介が非番のため二郎の元へ。
陽介は由紀が来ないのかと告げる。それを聞いた二郎は、陽介
のここに来るモチベーションがそこにあるのかとつぶやく。

そんな中、楓が
母・麻子を連れてやってくる。
とっくにユニオンを保健所に連れて行ったと思っていたという
彼女。離婚した事で引っ越しを余儀なくされて、金銭的理由と
引っ越した先のアパートではペットが飼えない事を告げる。
しかし二郎達はこの問題を解決するには、清瀬家で飼い続ける
事ではないかと告げる。両親の身勝手な事情・離婚に娘や犬が
巻き込まれている事を告げる。

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里親を捜すためにユニオンのVTRを撮影するが全く動こうとし
ないユニオン。果たしてユニオンの行方はどうなるのか。

ドラマとしては面白いけど、ドラマの解決の仕方がやや微妙
な印象を受ける。
犬の行動が何らかの転機に向かわせるのではないかという期待
間が有るも、曖昧な物があったし、楓と麻子の関係も、直接
二人が対峙する場面は見られず、殆ど想像の域で物語が進行
してしまう。
そのような状況の中で、由紀の犬克服のためのエピソードまで
重ね出てきたことで、どのエピソードも希薄化してしまった
印象だ。

母親の気持ちを最終的に覆した事は何なのか。
その辺がビシッと絵的にも描かれればまたスッキリした印象
が出たとは思うのだけど、ゆったりとした時間の流れるこの
ドラマの中にも、若干窮屈なエピソードになってしまった感じ
は否めない。

最終的には娘がNOと言ったことで、母が改心したのだろうけど
母子の関係を有る程度対等にするには、やはり自分の意見を
持つことの必要性を訴えたかったのだろうね。
二郎の場合、NOと言ったことで、何が待ち受けているのだろう
か?

それにしても麻子役の桜田聖子さんは、清楚な感じで綺麗だった。
オープニングで二郎とすれ違う女性は彼女だったのね。
桜田聖子さん11月日に結婚し、11月10日付のblogの中で新郎の
逸見輝羊さんのblogと共に結婚の報告が掲載されている。

芝二郎 …… 佐藤二朗 (無職の中年ニート)
北条由紀 …… 美波 (動物ボランティア)
一郎 …… 一郎 (マメシバ)
財部陽介 …… 高橋洋 (二郎の親戚 郵便局員)
市村景虎 …… 高橋直純 (ペットショップ店員)

芝富子 …… 角替和枝 (二郎の叔母)
芝重男 …… 志賀廣太郎 (二郎の叔父)
芝鞠子 …… 藤田弓子 (二郎の母)


清瀬楓 …… 米山実来 (娘)
清瀬麻子 …… 桜田聖子 (母)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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