マメシバ一郎
(2011年10月期・テレ玉・金曜21時枠)

プロデューサー:飯塚達介/森角威之
監督:芦塚慎太郎
製作総指揮:吉田尚剛
企画:永森裕二
脚本:永森裕二/亀井亨
脚本協力:アラケン/港岳彦/ 芦塚慎太郎
音楽:野中"まさ"雄一
オープニング曲 『おてんとさま』歌:高橋 直純
エンディング曲 『スブタにパイナップル』歌:盛岡冷麺

http://mameshibaichiro.net/





第12話 後ろ向きに歩くと前は見えないのだ。
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飼い主の居なくなった犬の里親探しのVTR作りに明け暮れる日々
の二郎だが、もうすぐ一ヶ月に渡る曰く付きの一人暮らしも
終わろうとしていた。

この日二郎はスタンダードプードルのジャスティスの撮影を
行う中、由紀は陽介と二郎の前で今日限りでアシスタントの仕
事を辞めると告げる。色々と考えこのまま監督の下にぶら下が
り続けるのはいけないと感じたために、NGOのツテを辿りエチ
オピアでボランティア活動を行うという。監督のお陰で犬にも
触れることが出来るようになったとしてお礼する。

夜三人で縁側で飲みながらお別れ会。
花火をして楽しむ陽介と由紀の姿を二郎はVTRに収めていた。
別れの時、陽介は日本に帰国することになったら真っ先にここに
来て欲しいと彼女に約束を取り付けるのだった。

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いよいよ母親が一ヶ月に渡る旅行から帰国する。
それと入れ替わるようにして犬の里親VTR作りでADを勤めて
いた由紀は日本を離れて再びボランティア活動をしに海外へと
活動拠点を移してしまう。二郎は母親が居ない間に何を感じた
のか。

自分のことでは動かなかった二郎も犬の食費の為に働きたいと
考えて活動していく。

大きく状況が変わったというワケではないけど、二郎の意識の
変化を面白く描いたドラマだった。
人間急激には変われない物だし、変わろうと思ってもなかなか
外的要因なども作用して、行く手を阻むのが人生だと思う。

犬の件は随分中途半端なまま終わってしまった印象も有るけど
今後とも人と関わっていくウチに、二郎の方向性も定まっていく
のではないかと思わせた。

映画版へと繋がる流れとして、ドラマを見た人ならば映画を
見たくなる様上手く誘導されているね。

芝二郎 …… 佐藤二朗 (無職の中年ニート)
北条由紀 …… 美波 (動物ボランティア)
一郎 …… 一郎 (マメシバ)
財部陽介 …… 高橋洋 (二郎の親戚 郵便局員)
市村景虎 …… 高橋直純 (ペットショップ店員)

芝富子 …… 角替和枝 (二郎の叔母)
芝重男 …… 志賀廣太郎 (二郎の叔父)
芝鞠子 …… 藤田弓子 (二郎の母)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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