蜜の味 〜A Taste Of Honey〜
(2011年10月期・フジ・木曜23時枠)

脚本 - 大石静
演出 - 水田成英、小原一隆、西坂瑞城、宮木正悟
プロデュース - 渡辺恒也、長部聡介
音楽 - 横山克
主題歌:aiko 『ずっと』

http://www.fujitv.co.jp/mitsunoaji/index.html





第5話 さよなら…あなたは私をもう一度強く求めるわ、必ず
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

雅人は彩との結婚生活に失望し、これを機会に滝ノ原教授に
薦められたピッツバーグ大へ留学することを決める。
彩は留学に賛成するが、雅人はけじめを付けて起きたいとして
離婚を示唆する。しかし彩は距離を置けば冷静になれるとして
離婚には応じなかった。

これまで直子や雅人の髪型のもっさり感は何故改善されない
のかと思っていたけど、8年後の世界を描くために、髪型
変更の機会を伺っていたのね。
誰もが牛窓から東京に上京する際に、もう少し流行を取り入れ
た髪型をしても良いのではないかと思っていたと思うけど、
満を持してついに変更した。

ただ正直8年の月日は全く感じられないけど、まぁその辺は
大目に見るしかない。

8年の間に何が変わったのかを探っていくのが今回の楽しみ
であり、また彩自身の気持ちの決着やら、彼女が本当に求めて
いるものは何なのかを探るという意味で、ほぼそれに終始した
感じがする。

8年という月日によって表面的には変わっている状況だが、
歳月によって変わっているもの、変わらない物が何なのかが
興味深く描かれていくのかも知れない。

彩と直子の関係が、雅人という人物を通して感情がむき出し
にされる。まるで直人がブースターの役割を果たしており、
彼が近付くと同時に、感情が浮き彫りにさせられるところなど
面白い部分だ。

何かが有りそうで何も起こらないドラマということで肩すかし
を喰らい不評さを生んでいる部分も有るけど、逆に日本の
ドラマは過激さばかりに終始するので、気持ちの変化などを
現すにはこれくらいの大人しめの演出の方が伝わり安いと思う。

過激な展開を求めるのではなく、そんなちょっとした気持ちの
変化というものをすくい取って楽しむべき内容ではないかなと。

森本直子 …… 榮倉奈々 (東和医科大学生)
原田彩 …… 菅野美穂 (第1病理学教室病理専門医)
池澤雅人 …… ARATA (消化器外科外科医)
則杉康志 …… 溝端淳平 (東和医科大学生、1浪、直子が好き?)
栗山和気 …… 市川知宏 (東和医科大学生)
頼陽華 …… 木村文乃 (東和医科大学生、祖父は中国の権力者)
滝ノ原幸一 …… 森廉 (東和医科大学生、父は消化器外科教授)
蓑屋進 …… 近藤公園 (東和医科大学生、5浪)
細川裕司 …… 山崎樹範 (第1病理学教室病理専門医)
白井かな …… 西山茉希 (東和医科大学附属病院看護師)
森本洋介 …… 阿南健治 (直子の父親、牛窓ヶ崎でオリーブ園)
久子 …… キムラ緑子 (直子の母親)
滝ノ原健司 …… 升毅 (消化器外科教授)
霧島正 …… 佐野史郎 (東和医科大学病理学教室教授)
幼少期の直子 …… 鍋本凪々美


権藤昌弘、嶋尾明奈


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system