蜜の味 〜A Taste Of Honey〜 (2011年10月期・フジ・木曜23時枠) 脚本 - 大石静 演出 - 水田成英、小原一隆、西坂瑞城、宮木正悟 プロデュース - 渡辺恒也、長部聡介 音楽 - 横山克 主題歌：aiko 『ずっと』 http://www.fujitv.co.jp/mitsunoaji/index.html

第6話 昨夜あの人とホテルにいました。これ以上言えません
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8年ぶりに雅人がアメリカから帰国する。
直子は教授の滝ノ原に呼び出され、彼が胆管のガンで転移して
いる血管の再建が必要だという。そんな中教授室には雅人が
現れ、直子と8年ぶりの再会を果たすと共に、医学部長選が
間近に控えていることから、極秘で滝ノ原の手術の執刀を請け
負うことになる。

今までとは全く雰囲気の違うドラマが新たに始まったような
印象だった。

8年の歳月によって多少なりとも直子と雅人の間で違和感・
距離感を引きずる中で、二人は一体どんな話をするのか、
どんなアプローチをするのか、どんなリアクションを取るの
か、そんな所を見ているだけでもワクワクするものがある。

ドラマで上手く設定されているのは、二人の教授の配下に
バランス良くキャラクターを配置している事だろうか。
かつては無邪気だった生徒たちも、いつの間にかそんな教授た
ちの勢力争いの構図の中に組み込まれており、何処か嫌な
大人っぽく成長した姿がある所など、なんとなく切ない物を
感じる。

彩の中の嫉妬心は何に向けられているのか。
別れると決めた相手にそんなに嫉妬心を感じる物なのか。
それとも彼女が潜在的に持っている競争心や独占欲というもの
を、直子の存在を目の前にして刺激しているのだろうか。
教授選に於いて、彼女は重要なポジションに居ることは間違い
なく、自分の上司である霧島を勝たせるための行動だと見ると
今回の行動にも頷けるものが有るのかなと思うけど、それだけ
ではないというのは確かなんだろう。

10日間というキーワードを上手く疑惑を持たせる要素として
利用できたね。