蜜の味 〜A Taste Of Honey〜
(2011年10月期・フジ・木曜23時枠)

脚本 - 大石静
演出 - 水田成英、小原一隆、西坂瑞城、宮木正悟
プロデュース - 渡辺恒也、長部聡介
音楽 - 横山克
主題歌:aiko 『ずっと』

http://www.fujitv.co.jp/mitsunoaji/index.html





第8話 私は絶対に許さない!あなたは、永遠に私の夫よ。
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直子と陽華の会話の中で8年前に直子が池澤雅人に好意を寄せ
ていた事を則杉によって聞かれてしまい失望させる。
則杉は直子の反応を試すかのように別れようと切り出すも、
直子はそれを否定せずにいた。

則杉くんが実に不気味なキャラクターだけど、これまでの溝端
淳平くんの殻を破るような役柄で、今後演技の幅が広がって
行くかも知れないですね。

則杉非難が叫ばれそうなドラマだけど、同情する余地は十分
感じる物がある。気持ちや精神的な問題なので、どうする事も
出来ない事は分かるけれど、8年間一途に思い続けた先にあっ
たものの姿が禁断の恋だったと知ったときのショックは計り
知れないものが有るだろうなと。

直子自身認めているように、雅人の変わりに則杉が居て、
直子が愛そうと努力したのであろう事は伺えるも結果としては
カモフラージュの様な形にはなっている。

唯一良かった点は結婚する前にこの事実が発覚したことで、
面倒な処理をせずに済む点では無かろうか。
結婚して一つ屋根の下に暮らしていれば、精神的にも疲れる
だろうしね。

意外なのは直子がズバっと雅人に質問を浴びせた事。
その辺サラリと聞けるようになった点は成長というものを
伺わせるものなのかな。
オンコール云々の質問は直球ではあるけど、帰ってきた返信
はやや変化球だった気がする。朝まで居てもピッツバーグに
は行ったという事は、今後の二人にとってどう示唆するもの
なのか分からないしね。

このドラマ、人間関係もなかなか面白く出来ている。
それぞれの教授の下にぶら下がる医師たちの姿。
彩と細川の関係、細川と陽華の関係、そして細川と雅人の関係
など上手い感じで物語が回る仕組みになっている。

彩が語るように、籍を抜く抜かないに限らず、元々この二人の
関係は、結婚できないという事実が逆に切なさ以上のアドバン
テージを誇っている部分がある。

彩が突拍子もない行動に出ない所がこのドラマの面白さに
繋がっているな。自制心が有るのかどうか未だによく分から
ないけど、取りあえず現状をよく把握しているという点では
安心出来る所がある。

さて直子のIDとパスを盗んだのは誰なのか。
ライライかなと思ったけど、この人病理の方に進んでいるし
陥れる利点はあまり無いか。和気くん辺りに落ち着いていき
そうな感じだな。

森本直子 …… 榮倉奈々 (東和医科大学生)
原田彩 …… 菅野美穂 (第1病理学教室病理専門医)
池澤雅人 …… ARATA (消化器外科外科医)
則杉康志 …… 溝端淳平 (東和医科大学生、1浪、直子が好き?)
栗山和気 …… 市川知宏 (東和医科大学生)
頼陽華 …… 木村文乃 (東和医科大学生、祖父は中国の権力者)
滝ノ原幸一 …… 森廉 (東和医科大学生、父は消化器外科教授)
蓑屋進 …… 近藤公園 (東和医科大学生、5浪)
細川裕司 …… 山崎樹範 (第1病理学教室病理専門医)
白井かな …… 西山茉希 (東和医科大学附属病院看護師)
森本洋介 …… 阿南健治 (直子の父親、牛窓ヶ崎でオリーブ園)
久子 …… キムラ緑子 (直子の母親)
滝ノ原健司 …… 升毅 (消化器外科教授)
霧島正 …… 佐野史郎 (東和医科大学病理学教室教授)
幼少期の直子 …… 鍋本凪々美

蜂谷悟 …… 権藤昌弘 (病理)
福田角雄 …… 麻倉卓也 (病理)

病理の医師 …… 荒木義彰 (病理)

Jodie …… Laura Mei (アメリカの病院関係者)
黒沢哲也 …… 渡辺憲吉 (患者、ソラフェニブの量を間違える)

田実陽子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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