蜜の味 〜A Taste Of Honey〜
(2011年10月期・フジ・木曜23時枠)

脚本 - 大石静
演出 - 水田成英、小原一隆、西坂瑞城、宮木正悟
プロデュース - 渡辺恒也、長部聡介
音楽 - 横山克
主題歌:aiko 『ずっと』

http://www.fujitv.co.jp/mitsunoaji/index.html





第9話 俺はお前を許さない!許さない!許さない!許さない
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直子が処方したハズの患者への投薬量が何者かによって
書き換えられており、危うく大事に至る所だった。雅人は直子
がミスって事ではないと信じていき、この一件を自分の責任
として教授に報告する。しかし滝ノ原教授に報告すると、
患者の容体は良くなっているので、患者への謝罪の必要は無い
と言われる。

則杉の壊れっぷりが見事猟奇的な雰囲気を醸し出している。
彩が精神的な面でじわじわと攻めるのに対して、則杉はまさに
直情的に直子に対して嫌悪感を示して、彼女の事を引き戻すか
最悪の状態に陥らせるかの行動を取り始める。

それぞれの行動が無計画の感情に任せた行動に見えて、実際
には計算高く動いている感じがとても上手く描かれている。

常に怪しい雰囲気を醸し出している彩だけど、冷静に分析して
いて、何が無駄なのか効果的なのかを精査しながら動いて居る。

理論派武装もバッチリと言った感じで、容易に解き伏される
様な行動を起こしていないところは、彼女らしい一面だ。
彼女の中に医師としての仕事・研究には、相当人生に於ける
比重が詰まっている訳で、病院から追い出されるような猟奇的
な行動を起こすはずもなく、その辺は安心して見ていられる。

問題は則杉が地位とか名誉とか世間体とか、そんなものを気
にせず、自己の欲望のためだけに動き始めると、とても怖い
事態が訪れるという事だ。

頼のエピソードも今回で打ち止め。
細川の作戦勝ちと言った感じもするけど、ここらで彼女も
限界だと感じていたのでは無かろうか。

いよいよ直子と雅人が愛情を認め合ったことで、実家を交えて
凄いことになりそうだね。
まさかここまで則杉が善戦するとは思わなかったけど、愛する
物への固執する気持ちとか、ストーカーに至るまでの過程と
いうものがとても上手く描かれていると思う。

森本直子 …… 榮倉奈々 (東和医科大学生)
原田彩 …… 菅野美穂 (第1病理学教室病理専門医)
池澤雅人 …… ARATA (消化器外科外科医)
則杉康志 …… 溝端淳平 (東和医科大学生、1浪、直子が好き?)
栗山和気 …… 市川知宏 (東和医科大学生)
頼陽華 …… 木村文乃 (東和医科大学生、祖父は中国の権力者)
滝ノ原幸一 …… 森廉 (東和医科大学生、父は消化器外科教授)
蓑屋進 …… 近藤公園 (東和医科大学生、5浪)
細川裕司 …… 山崎樹範 (第1病理学教室病理専門医)
白井かな …… 西山茉希 (東和医科大学附属病院看護師)
森本洋介 …… 阿南健治 (直子の父親、牛窓ヶ崎でオリーブ園)
久子 …… キムラ緑子 (直子の母親)
滝ノ原健司 …… 升毅 (消化器外科教授)
霧島正 …… 佐野史郎 (東和医科大学病理学教室教授)
幼少期の直子 …… 鍋本凪々美
蜂谷悟 …… 権藤昌弘 (病理)
福田角雄 …… 麻倉卓也 (病理)
病理の医師 …… 荒木義彰 (病理)

黒沢哲也 …… 渡辺憲吉 (患者、ソラフェニブの量を間違える)

建みさと、松川貴弘、堀口敬巧、横田恵美、嶋尾明奈
横山克


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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