蜜の味 〜A Taste Of Honey〜 (2011年10月期・フジ・木曜23時枠) 脚本 - 大石静 演出 - 水田成英、小原一隆、西坂瑞城、宮木正悟 プロデュース - 渡辺恒也、長部聡介 音楽 - 横山克 主題歌：aiko 『ずっと』 http://www.fujitv.co.jp/mitsunoaji/index.html

第10話 今から彼女の両親に会ってくる。最後の賭けに出るわ
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直子と雅人は、誰からも幸せや祝福を求めないが、それでも
一緒にいるという決断をする。それに激怒した則杉は、二人
の事を週刊誌に暴露し、日本中の病院で働かせないよう工作
する。一方彩は直子らの両親を使って最後のあがきを演出
する。

直子の母親・久子と直子の会話はなかなか興味深く描かれて
いた。ただ久子は自分の禁断の恋を語るものが有ったけど、
近親者ではなく不倫というだけで、意味合いとしてはまた全く違う
ものが有り、やや微妙な流れが有ったかも。

周りを不幸にする愛は本当の愛ではないとする久子に対して
直子はそれを言い訳にしているだけだという。
正しいことをして後悔するよりも、正しくないことをしても
後悔はしたくないとする直子の決意を見ると、既に二人の関係
を引き離すのは難しいのかも知れないね。

彩が最後の賭けとして出した作戦は、家族の力を利用するもの
だった。世界中の全てが敵に回っても家族の者達だけは味方に
なってくれるという家族の存在の大きさによって、引き離して
貰う様誘導していくが、どっちみち頭の回転の速い彩ならば
それでも無理だと感じていたのでは無かろうか。

最後の決定打と言える直子と雅人のキスシーンは、酷だけど面白く
出来ていたな。

則杉と霧島の繋がりは、正直あんまりサプライズ感としては写らなか
ったけど、ここから物語が広がったりするのかな。