マッスルガール
(2011年4月期・TBS・火曜24時枠)

脚本:村上桃子(1)(3)、山岡潤平(2)(4)(5)
演出:水村秀雄(1)(2)(3)、本多繁勝(4)(5)、深迫康之
企画:志村彰、黒岩利之、竹園元
女子プロレス協力:アイスリボン、JWP女子プロレス
プロデューサー:甲斐直樹、妻鹿勇人、高橋史典、関川友理

主題歌:FTisland「ハルカ」
挿入歌:FTisland「いつか」

http://www.mbs.jp/muscle-g/



第5話 
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ヒマワリが白鳥を辞め青薔薇軍に移籍する。
白鳥プロレスでの夕食は、ヒマワリが居なくなったことで
沈んだ雰囲気だった。最近の興業もヒマワリが居なくなった
途端に少なくなっていた。そんな日も有るとするが、まいは
客が話していた事をみんなに告げる。ビッグデビルが居なくな
って白鳥のプロレスが物足りなくなったという事。
プロレスの興業にベビーフェイスは絶対必要だが、それに対す
るヒール役が居ないと興業は成功しないこと。
梓はみんなに、自分がヒール役を探してくるから心配するなと
告げる。

翌日から他の団体に頼み込み、ヒール役を借りようとするも
どの団体も青薔薇軍を敵に回したくないとして、一切選手を
貸してくれなかった。
まいはそれを聞いて自分たちで何とかしようとし、つかさを
ヒール役に育てようとする。
ジホはみんなを盛り上げるために牛丼を買ってくるが、殆ど
効果もない。
ジオは梓に、もう一度ヒマワリの元に行き説得しないか?と
告げる。しかし梓はヒマワリの気持ちは聞いたと告げ、それを
否定する。人は嘘をつくときも有るとし、大事な人が離れたか
らと言っても大事では無くなるのか?と問う。自分も母親とは
離れているが大事である事を告げる。梓はヒマワリがもう戻っ
てこないと決めつけており、自分から逃げているだけだと告げる。

その頃ヒマワリは青薔薇軍の新人としてデビューを果たす。
リングネームは
"ビューティヒマワリ"。ここではヒール役では
なくベビーフェイスの立場であるが、観客はヒマワリの戦い
ぶりを批判し、ブーイングを打ち鳴らすのだった。

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ヒマワリの抜けた白鳥プロレスは、益々先細りの状態にあり
選手たちも士気を失っていく。梓はなんとかしようと奔走する
が、なかなかヒマワリの変わりになるヒール役の選手が見つか
らなかった。

何故ヒマワリが白鳥から抜けたがっていたのか。
ヒマワリが抱えていた問題に対して、今まで家族といえども
気付かずにいた事が明らかになる。

プロレスの花形であるベビーフェイスと対にして嫌われもので
有るヒールの存在。
ヒマワリがどんな気持ちでこのプロレス団体に入団したのか、
これまで一切語られることの無かった事で、彼女の心の闇は
前回のファンレターなどのエピソードの中でその一端が描かれて
いた。

離れていても大切な人との気持ちは変わらないこと。
プロレス団体に於いてヒール役も主役に負けないほど大事な
存在であること。

ヒマワリという名前の言葉に込められた意味合いを上手く
引き合いに出して説得するところなど、日本のドラマらしく
きめ細かさなどを感じる。

ヒマワリが他団体でブーイングを浴びてしまう訳だけど、
大抵他の団体から来れば好奇の目で見られることの方が大きい
と思うのでいきなりブーイングされるというのもアレだけど
上手くヒマワリの居るべき場所を示唆していく内容で上手く
出来ていたと思う。

子供を使ったエピソードなど、影で梓が聞いていたので、
実はヒマワリを呼び戻すために梓が子供を使ってそんなエピソ
ードを意図して作ったのではないかとするどす黒さが存在する
のかもと一瞬思ったけど、流石にそれは無いよね。

白鳥梓 …… 市川由衣 (女子プロレス団体「白鳥プロレス」社長)
ユ・ジホ …… イ・ホンギ (即席レフェリー)
須藤つかさ …… 山本ひかる (現役女子高校生レスラー)
向日葵 …… 赤井沙希 (レスラー「ビッグデビル」)
星薫 …… 志田光 (暴れ馬のプロレスラー)
魚沼まい …… 亜耶バネッサ (レスラー・リーダー格)
郷原光司 …… 水上剣星 (プロレス団体「青薔薇軍」の経営者)
スカル杏子 …… こいけけいこ (「青薔薇軍」所属のレスラー)
黒金信義 …… 桑野信義 (芸能事務所社長)
梓の父親 …… 越中詩郎
イ・スンジャ …… 黒田福美 (ジホの母親)
牛田 …… 椿木琴乃 (牛丼"すき屋"の店員)


吉原靖久、山口隼平、黒田博之、コマンド・ボリショイ
春山香代子、倉垣翼、阿部幸江、KAZUKI、中森華子、masu-me
Leon、DASHチサコ、ボリショイ666、伊藤こーへー


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