名前をなくした女神 (2011年4月期・フジ・火曜21時枠) 編成企画：太田 大 プロデュース：浅野澄美 脚本：渡辺千穂 演出：水田成英 http://www.fujitv.co.jp/megami/index.html

第8話 もう許さない…!幼稚園最大のスキャンダル
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拓水がリストラされハローワークに通っているのを、利華子
から聞いた侑子は、夫に対して、他人からこの事実を聞かされ
た寂しさが分かるのかと責める。拓水も心配を掛けたくなかっ
たので、再就職先が決まってから話そうと思った事を告白。
何でも話し合おうと決めてきたのに、何故一人で抱え込もう
とするのかという問いかけに、俺が一家の大黒柱として家族を
食わせていかねばならないから仕方がないと告げる。侑子は
家族のあり方、そして私の存在は何の為に居るのかと責める。
健太には一度掲げた目標を諦めて欲しくなかったという拓水に
対してその気持ちは私も同じであると激怒する。夫婦喧嘩して
居るのを見て健太は一人涙する。

翌朝、夫婦の会話がない中で、健太はそれを察してケンカは
しないで欲しいと口にする。

一方明峰幼稚舎では、オープンスクールが開かれ、受験を
控えている家族に体験入学が行われる。
レイナは娘の彩香にオープンスクールといえども、きちんと
する事を告げる。功治は今日のゴルフの予定をキャンセルし
一緒にオープンスクールに行くことを告げる。

いざオープンスクールにいくと、健太は突然記帳の場で、
学園のスタッフから受験を頑張ってと声を掛けられるが、
突然頑張りませんと告げ、自分は受験をしたくないと告げる。
侑子と拓水は健太に対してどうしてそんな事を言うのかと
問い、何でも話し合うことを約束しただろうと告げる。すると
健太はその約束を守っていないのは両親であることを指摘する。
それを聞いた侑子と拓水は互いに反省し、健太にも謝罪する。
家族が幸せに思えるように頑張ると宣言する。

一ヶ月後、
安野家では、相変わらず妻・ちひろがグロッキー状態で、夫・
英孝が家事に精を出す。羅羅は真央にお腹が空いたと訴えるが
キャバ嬢をしている彼女は昼間まで寝ていた。
ちひろは英孝の下手な料理を見て、卵焼きを作り始める。
一方レイナは娘の為に弁当を作るが、それは名目で結城の為に
弁当を作るのだった。

塾では行動観察の授業。
健太はリーダーシップを発揮して回りを気遣う姿。
行動観察ではその子の本質が現れるのだとし、いくら教えた
としてもなかなか出来ないことだという。
レイナは、娘の彩香の不甲斐なさを見て、以前は誰かに何かを
言われるのを待つだけではダメだと語る。
功治は弓恵に会うと、暫くは逢えない事を語る。例え関係を
持っているわけではないが、やっぱりこのままの関係は不味い
という。弓恵はそういう関係になっても良かったと告げる。
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幼稚園は夏休みに入り、オープンスクールへと行く中で、
拓水が今の職場からリストラされた事を受けて、夫婦がケンカ
し、それを受けて息子の健太は受験などしたくないと告げる
が・・・

嵐の前の静けさというべき、このドラマとしては大人しめの
展開が用意された。

秋山家の珍しい夫婦喧嘩から始まり、仲直りするのも有る意味
優等生っぷりを発揮するような感じ。
夫婦の関係は、楽しい時ばかりでなく苦楽を共にしてこその
関係なので、やっぱり夫も妻に相談して欲しいところ。
それでも侑子が仕事をしている分、絶望って訳でもないけどね。

一方安野家は、随分と関係が回復し始める。
夫がバスの中で痴漢していなければ、凄く良いシーンなんだ
けど、言葉だけではなかなか信じるのは難しい。
ただ息子が父の手を握る辺りは、ホントに悪夢から乗り切った
家庭という感じがする。

沢田家は、相変わらず夫が浮気の臭いを漂わせている。
妻の方が稼いでいることで相当な劣等感に苛まれている感じ
だけど、キャバ嬢・真央に全てをぶちまけている辺りは、
今後の展開を予感させる物がある。
全てを見ていますとばかりに、海斗から父へ、ママの事を大切
にしてねというメッセージに、ドキリとするものが無いの
だろうか?

本宮家は、功治がようやく改心したかと思えば、今度は妻の
レイナが優しい男性に惹かれる。
木村佳乃さんがこれほど可愛らしく見えるのも珍しい。
これまで芯の強い役が多かったからね。
ただあんな人前であからさまに結城先生と親密さを見せつけ
れば、見られるのも仕方がない。そしてそれが最悪の人に
見られてしまうのだから、やっぱりドラマだね。

そして進藤家。
相変わらず他人を陥れて自己満足に浸る彼女。
劣等感の裏返しで、同性の友達が出来ないタイプか。
そんな母親を必要としている羅羅ちゃんに、その性格が
受け継がれなければ良いけどね。
メールの一斉送信はインパクトが有って面白いものが有った
けど、どのようにして彼女を懲らしめていくのか。