南極大陸 〜神の領域に挑んだ男と犬の物語〜
(2011年10月期・フジ・日曜21時枠)

原案 - 北村泰一 「南極越冬隊タロジロの真実」〈小学館刊〉
脚本 - いずみ吉紘
音楽 - 見優、吉川慶
プロデュース - 石丸彰彦、伊與田英徳、山田康裕
演出 - 福澤克雄
中島みゆき「荒野より」

http://www.tbs.co.jp/nankyokutairiku/





第3話 奇跡の犬たち
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ついに南極圏に到達し、接岸地点を目指すも、厚い氷によっ
て船はこれ以上進めない所まで来ていた。仕方なく旋回し
一行は上陸地点をオングル島にし、そこから氷床の上を進んで
行くことにする。

ドラマとして違和感を感じたのは冬なのに、次々と氷が溶け
出していたり、突然大型ブリザードが起きていたけど、
南半球なので、日本の冬の頃には南極自体は夏に該当している
のかと。南極では夏に該当するけどブリザード自体は季節を
関係なくして起こる物なのだろうか。

今回はほぼ犬によって振り回されるドラマだった。
その中でもクマという大型の犬とリキというリーダー犬の
静かなるボス争いが存在する。

犬の存在が人間と同等ではないことに不満を持ってみたり
リキのリーダー犬としての資質と、主人を守る為の絆だったり
が描かれた格好で、ドラマとしては良くできていたと思う。

次々と起きるトラブルがどれも人災っぽい感じがして、もう
少し用意周到に出来ない物だろうかとするいらいら感が
存在したのも確かだった。

2話での展開に比べると随分面白かったけど、接岸地点と
昭和基地の間の20kmという距離感がイマイチ感じられず、
トラブルばかりがオーバーに表現されてしまったような印象
も有った。

まとめるべき人がきっちりと上手く仲裁に入り、すっと視聴者
の心の響かせる言葉を述べる辺りの内容は良くできていると
思う。

倉持岳志 …… 木村拓哉 (東大・理学部・助教授)
高岡美雪 …… 綾瀬はるか (岳志の元妻・ゆかりの妹・教師)
氷室晴彦 …… 堺雅人 (財務省)
犬塚夏男 …… 山本裕典 (京都大・大学院生)
横峰新吉 …… 吉沢悠 (帝都新聞)
船木幾蔵 …… 岡田義徳 (宗谷海上保安庁)
谷健之助 …… 志賀廣太郎 (函館厚生病院・外科医)
嵐山肇 …… 川村陽介 (登山ガイド)
山里万平 …… ドロンズ石本 (料理人)
鮫島直人 …… 寺島進 (イシマツ自動車修理工)
内海典章 …… 緒形直人 (帝都新聞)
星野英太郎 …… 香川照之 (京都大学・南極研究者)
白崎優 …… 柴田恭兵 (東大・名誉教授)
倉持(旧姓:高岡)ゆかり …… 仲間由紀恵
古舘遥香 …… 芦田愛菜 (綾子の娘)
安藤道雄 …… 佐藤隆太 
古舘 亮 …… 井上瑞稀 (綾子の息子)
鮫島純子 …… 加藤貴子 (直人の妻、健太という息子)
横峰奈緒美 …… さくら (新吉の妻、妊娠中)
犬塚美津子 …… 大野いと (夏男の妹)
倉持 篤志 …… 渡瀬恒彦 (岳志の父・元南極観測隊)
晴夫 …… 矢部光祐 (弥文小学校生徒)
鮫島健太 …… 佐藤詩音 (息子)
氷室の父親 …… 黒部進 (政治家)

ナレーション …… 奈良岡朋子


政府議員 …… 国広富之
三船頼道 …… 小林隆 (船長)

神尾祐、中根徹、笠松伴助、足立学、春日香音


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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