南極大陸 〜神の領域に挑んだ男と犬の物語〜
(2011年10月期・フジ・日曜21時枠)

原案 - 北村泰一 「南極越冬隊タロジロの真実」〈小学館刊〉
脚本 - いずみ吉紘
音楽 - 見優、吉川慶
プロデュース - 石丸彰彦、伊與田英徳、山田康裕
演出 - 福澤克雄
中島みゆき「荒野より」

http://www.tbs.co.jp/nankyokutairiku/





第4話 さらば愛しき友
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11人の越冬隊を残し、宗谷は一年後に再び第二次観測隊を連れ
てくるために日本へ出発する。南極に残った第一次越冬隊は
早速食料を海に流してしまい、最悪の状況が訪れる。
果たして一年をやり過ごすことは出来るのか。

これから最低一年という長いスパンの南極滞在ドラマが待って
いるのでそれぞれに目標なり有意義な時間を過ごすというのは
決して悪くは無いと思うのだが、やはり心配されるのは防寒
対策だったり食料の問題がもっとも気になるところである。
これだけ食料が流されているにもかかわらず悠長にも、個々人
が別に別に行動を取り研究などしている暇はあるのだろうか。
厳冬期が来れば食料は取れなくなるだろうし、燃料だって
続くとも限らない中で、懸念されるべきものは沢山あるように
思う。

ドラマとしてはまたしても人災という事もあって、所詮は
素人の集まりなのかとするやや冷めた感じで見てしまうもの
が有る。特におっちょこちょいでは済まされないようなカブー
スの焼失は、ちょっぴり引く物がある。

親子の意思の疎通によって元気を取り戻すのは良いとしても
一体何が出来るのかに於いてはやや疑問が残るような感じを
受ける。

火災の件は予告で見ていることや、数々の場面で火災が起こる
であろうフラッグが展開上ビシバシと張り巡らされすぎている
ことも有り、ちょっぴり呆気ないものがあった。

今回も良い感じに映るのは、星野がその場を上手く取り仕切る
姿であり、南極憲法なんて言葉を持ち出す辺りのセンスを
感じさせる。

ベックの件は正直そんなに響く物がなかった。
倉持を待って最後まで忠実な犬の姿を見た格好だけど、犬の
種類が多すぎて、ベック自身に特別感情を入れる要素が存在
していない所がある。

倉持岳志 …… 木村拓哉 (東大・理学部・助教授)
高岡美雪 …… 綾瀬はるか (岳志の元妻・ゆかりの妹・教師)
氷室晴彦 …… 堺雅人 (財務省)
犬塚夏男 …… 山本裕典 (京都大・大学院生)
横峰新吉 …… 吉沢悠 (帝都新聞)
船木幾蔵 …… 岡田義徳 (宗谷海上保安庁)
谷健之助 …… 志賀廣太郎 (函館厚生病院・外科医)
嵐山肇 …… 川村陽介 (登山ガイド)
山里万平 …… ドロンズ石本 (料理人)
鮫島直人 …… 寺島進 (イシマツ自動車修理工)
内海典章 …… 緒形直人 (帝都新聞)
星野英太郎 …… 香川照之 (京都大学・南極研究者)
白崎優 …… 柴田恭兵 (東大・名誉教授)
倉持(旧姓:高岡)ゆかり …… 仲間由紀恵
古舘遥香 …… 芦田愛菜 (綾子の娘)
安藤道雄 …… 佐藤隆太 
古舘 亮 …… 井上瑞稀 (綾子の息子)
鮫島純子 …… 加藤貴子 (直人の妻、健太という息子)
横峰奈緒美 …… さくら (新吉の妻、妊娠中)
犬塚美津子 …… 大野いと (夏男の妹)
倉持 篤志 …… 渡瀬恒彦 (岳志の父・元南極観測隊)
晴夫 …… 矢部光祐 (弥文小学校生徒)
鮫島健太 …… 佐藤詩音 (息子)
氷室の父親 …… 黒部進 (政治家)

ナレーション …… 奈良岡朋子


政府議員 …… 国広富之
三船頼道 …… 小林隆 (船長)
犬塚淳蔵 …… 矢崎滋 (みかん農園を営む父)

神尾祐、中根徹、笠松伴助、足立学、春日香音

山崎一、今橋かつよ、笹山ゆき乃、西村いづみ


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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