南極大陸 〜神の領域に挑んだ男と犬の物語〜 (2011年10月期・フジ・日曜21時枠) 原案 - 北村泰一 「南極越冬隊タロジロの真実」〈小学館刊〉 脚本 - いずみ吉紘 音楽 - ��見優、吉川慶 プロデュース - 石丸彰彦、伊與田英徳、山田康裕 演出 - 福澤克雄 中島みゆき「荒野より」 http://www.tbs.co.jp/nankyokutairiku/

第5話 仲間の死…
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第二次南極観測隊が結成され、越冬隊も残り半年になる。
倉持は犬塚と嵐山を連れてここ数ヶ月、ボツンヌーテンまで
の安全なルートの開拓・調査を行う中、倉持は第二次観測隊
ではなく、自分がボツンヌーテンの登頂をしたい事を訴える。
世界で初めて登頂することになるとして、星野に相談するが
氷室は反対する。

いよいよ倉持と氷室の過去に起きた心の傷が明らかになる。
果たして二人はどんな気持ちを引きずり、南極観測隊に参加
し、そしてボツンヌーテンの登頂に思いを馳せているのか。

ドラマとしては決して悪くはない展開だけど、やはりどの
エピソードを見ても人災ではないのかと思う部分が存在する。
倉持の思いの強さに引きずられる格好で、二人が参加し、
命を危険にサラしてしまったとなると、また倉持自身に背負
うべき物が存在してしまう感じだね。

過去のエピソードと似たような状況を作り出し、もう一度
選択を強いる場面が起きる。
"選択を誤るな"とする氷室が、まるで自殺したがっている様な、
まるで死に場所を探しているような感じがして、ちょっぴり
複雑な心情にさせられる。

いとも簡単に登頂してしまった印象も有り、ボツンヌーテン
自身にはそれ程の偉業感を感じられない所がちょっぴり残念
で、その工程の厳しさばかりが強調されている感じ。

生死を一週跨ぎで描いた辺りは気を持たせるものだけど、
氷室が亡くなると見えて実は犬塚の方が危なかったりするの
だろうか。