南極大陸 〜神の領域に挑んだ男と犬の物語〜
(2011年10月期・フジ・日曜21時枠)

原案 - 北村泰一 「南極越冬隊タロジロの真実」〈小学館刊〉
脚本 - いずみ吉紘
音楽 - 見優、吉川慶
プロデュース - 石丸彰彦、伊與田英徳、山田康裕
演出 - 福澤克雄
中島みゆき「荒野より」

http://www.tbs.co.jp/nankyokutairiku/





第10話 終幕〜時を超えて…52年前の真実と新たな奇跡が起こす結末!!
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

第三次越冬隊のメンバーとして倉持は宗谷に同行して南極に
行くことになる。全ての目的は一年前に置き去りにしてしまっ
た犬たちの安否を知ることにあった。きっと奇跡は起こると
信じているが・・・

最終話は内容が分かっていてもグッとくるような作りだった。

一頭一頭の犬たちが無惨に死んでいる訳だけど、南極という
土地柄・気温故に原形を留めている辺りが更に無惨さが強調
される。
最後の時を悟り、みんなと一緒に過ごした場所に戻ろう
としていたリキの亡骸などを見ると、泣けるものがあったな。

またタロ・ジロに関しても、捨てた人間に対する警戒心を
もって、あっさりとは倉持の事を信用しない辺り、一拍置いた
流れは絶妙に演出されていたのでは無かろうか。

朝日に写る犬のシルエットの見せ方など、臭いけどなかなか
感動的な登場の仕方だった。

それ以外のパートがイマイチ興味を持てるネタとして繋がって
行かないのが辛いね。
犬が必死に生きようとしていたのだから、人も生きなければ
ならないとする締め方も悪くはなかったけどね。

最後のワンシーンはちょっと蛇足過ぎる感じがしたかな。

第一次越冬隊がメインなので第三次越冬隊のメンバーは限り
なく無名に近い俳優たちを揃えて目立たせない様にしたの
だろうけど、佐藤隆太さんもその中の一人に居たのね。

倉持岳志 …… 木村拓哉 (東大・理学部・助教授)
高岡美雪 …… 綾瀬はるか (岳志の元妻・ゆかりの妹・教師)
氷室晴彦 …… 堺雅人 (財務省)
犬塚夏男 …… 山本裕典 (京都大・大学院生)
横峰新吉 …… 吉沢悠 (帝都新聞)
船木幾蔵 …… 岡田義徳 (宗谷海上保安庁)
谷健之助 …… 志賀廣太郎 (函館厚生病院・外科医)
嵐山肇 …… 川村陽介 (登山ガイド)
山里万平 …… ドロンズ石本 (料理人)
鮫島直人 …… 寺島進 (イシマツ自動車修理工)
内海典章 …… 緒形直人 (帝都新聞)
星野英太郎 …… 香川照之 (京都大学・南極研究者)
白崎優 …… 柴田恭兵 (東大・名誉教授)
倉持(旧姓:高岡)ゆかり …… 仲間由紀恵
安藤道雄 …… 佐藤隆太 
古舘遥香 …… 芦田愛菜 (綾子の娘)
古館綾子 …… 木村多江 (古館教授の娘、遥香・ 亮の母親)
古館智大 …… 山本學 (北海道大学名誉教授)
古舘亮 …… 井上瑞稀 (綾子の息子)
鮫島純子 …… 加藤貴子 (直人の妻、健太という息子)
横峰奈緒美 …… さくら (新吉の妻、妊娠中)
犬塚美津子 …… 大野いと (夏男の妹)
犬塚淳蔵 - 矢崎滋 (夏男の父)
倉持篤志 …… 渡瀬恒彦 (岳志の父・元南極観測隊)
晴夫 …… 矢部光祐 (弥文小学校生徒)
鮫島健太 …… 佐藤詩音 (息子)
氷室の父親 …… 黒部進 (政治家)

ナレーション …… 奈良岡朋子


岩城昌隆 …… 宮沢和史 (第2次越冬隊隊長)
三船頼道 …… 小林隆 (南極観測船・宗谷船長)
古館智大 …… 山本學 (北海道大学名誉教授。樺太犬研究)
大蔵省事務官 …… 小須田康人
外務省事務次官 …… 国広富之
大蔵省事務次官 …… 三浦浩一
文部省事務次官 …… 山崎一

東根作寿英、笠松伴助、野村昇史、足立学、才勝、菊口富雅
佐藤祐一、加世幸一、森澤早苗 


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system