謎解きはディナーのあとで
(2011年10月期・フジ・火曜21時枠)

原作:東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」
脚本:黒岩勉
音楽:菅野祐悟
プロデュース:永井麗子
演出:土方政人(1)(2)(5)、石川淳一(3)(4)、村谷嘉則(6)
主題歌:倖田來未「Love Me Back」
主題歌:嵐 「迷宮ラブソング」

http://www.fujitv.co.jp/nazotoki/index.html





第6話 綺麗な薔薇には殺意がございます
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藤倉ホテルの創業一族のバラ園で殺人事件が起こる。
被害者は元ホステスで有り、一ヶ月前から藤倉家に住み込み
藤倉家の長男・俊夫と付き合っていた恭子だった。
死亡推定時刻は昨晩の深夜・1時。首を絞殺されており、美奈子
によると一時過ぎに車椅子の母・文代と幸三郎らしき人物を
庭で見かけたとするが、本人たちはそれを否定する。

ドラマとしてはありがちな国立七不思議である藤倉家の紅バラ
の祟りと事件をかぶせて演出したモノ。

バラの品種だったりバラの特徴に目をつけるというのは決して
悪くはないが、ドラマを見ていると過去の祟りと一連の事件を
シンクロさせようとするがあまり、影山の推論では決して犯人
に結びつく証拠にまでたどり着いていない事が分かる。

猫のひっかき傷を隠すためにバラのトゲを利用したと有るが、
その謎を解くことで殺人事件の犯人だと結びつける証拠には
決してなり得ない事である。この流れならば、猫が殺人事件の
現場にいた事を証明する必要があるしね。誰が猫に引っかかれたのか
を知るだけならば、猫の爪から皮膚片でも採取すればいい。

ただドラマとしては動機の面で、被害者と藤倉家の接点を考えた
場合、一枚の過去の写真に残されたバラの写真によって被害者と
雅彦の意外な関係にたどり着くという流れは上手くできていたと
思う。

そろそろ麗子をホウショウレイで引っ張るネタも限界で、
見ているだけで痛々しいものが有るな。風祭が大ボケだという
設定で麗子を認識できないだけならばまだしも、周りの婦警
たちも一緒にそれに付き合ってしまっている部分は、流石に
厳しいぞ。その辺もう少し上手く作れば良いのに、完全に開き直って
しまっているな。

バラのトゲに関しては日曜日に放送されていた俺の空とだだかぶり
なネタになってしまったけど、その辺はご愛敬か。

影山 …… 櫻井翔 (後任の執事)
宝生麗子 …… 北川景子 (大財閥『宝生グループ』の一人娘)
風祭京一郎 …… 椎名桔平 (国立署の刑事)
並木誠一 …… 野間口徹 (国立署の刑事)
山繁悟 …… 中村靖日 (国立署の刑事)
宗森あずみ …… 岡本杏理 (国立署の刑事)
江尻由香 …… 田中こなつ (国立署の刑事)
麗子の幼少期 …… 伊東心愛


藤倉幸三郎 …… 浅野和之 (当主)
藤倉文代 …… 田島令子 (妻)
藤倉雅彦 …… 袴田吉彦 (入り婿)
寺岡裕二 …… 金井勇太 (藤倉家と親戚)
藤倉美奈子 …… 遊井亮子 (長女)
藤倉俊夫 …… 山中崇 (長男)
高原恭子 …… 山口あゆみ (元ホステス、俊夫と婚約)
辻本郁子 …… 池谷のぶえ (スナック"菓子"のママ、元グラビア)
薬局の店員 …… 日村勇紀 (恭子の目撃者)
黒川紅子 …… 建みさと (明治時代に藤倉家に仕えていた人)
藤倉里香 …… 新井美羽 (美奈子の娘)

平井セロリ


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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