謎解きはディナーのあとで (2011年10月期・フジ・火曜21時枠) 原作：東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」 脚本：黒岩勉 音楽：菅野祐悟 プロデュース：永井麗子 演出：土方政人(1)(2)(5)(8)、石川淳一(3)(4)(7)(9)、村谷嘉則(6) 主題歌：倖田來未「Love Me Back」 主題歌：嵐 「迷宮ラブソング」 http://www.fujitv.co.jp/nazotoki/index.html

第9話 聖夜に死者からの伝言をどうぞ
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ミステリー作家の静子の家で殺人事件が起きる。
被害者は第二の静子だと評判が有った新進気鋭の作家・留美。
その日静子からパーティーが有るとして、静子の家には国内
の推理小説家・川又宗助、宮地沙織、立花邦夫、国岡二郎たち
が集まっている中で起きた事件だった。

影山が容疑者の一人として浮かび上がり、昨晩の彼の行動の
怪しさを見ると確かに上手く作ってあるのだけど、留美殺害
事件に関しては、何の裏付けもなく、相変わらず推論だけで
進んでいく展開だった。

トロフィーの流れなんて上から投げたなんて適当過ぎるのも
程があるし、トロフィーが重いっていうのも不自然。寧ろ着眼
点は重さよりも窓を突き破ったコントロールを疑うべきだよな。

現場にはミステリー作家たちが一堂に集まっているので、何か
気の利いた展開になるのではないかと密かに期待して
いるので、今回だけの展開で評価するのはなかなか難しいものが
有る。
幾つかのミスディレクションとも言える視聴者への誘導・印象
づけが行われているので、それに惑わされずに解決に導くことが
出来るのかと言ったところだろうか。

最終話は麗子自身が上手く解決に導いていくものだろうし、
当然影山は犯人ではないのだろうけど、彼は一体庭で何を
探していたのか気になるよね。しかも深夜にそんな行動を
起こしている意図は何なのか。

一番気になるのは、天道静子が病気である事を視聴者に
印象づけていることだ。あまり顔出ししていない事もあるので
色々とトリックが隠されていそうだし、ミステリー作家と
称して使われていないキャラクターが多いので、そういう
意味では全員が殺害のために協力・関与している可能性も
否定できない。

小ネタはイマイチだったけど、相変わらず麗子の態度は
可愛らしいものがあったな。