俺の空 〜刑事編〜 (2011年10月期・TV朝日・日曜23時枠) 原作：本宮ひろ志 脚本：深沢正樹 音楽：仲西匡 エクゼクティブプロデューサー：五十嵐文郎 プロデューサー：横地郁英、遠田孝一・山本喜彦 演出：小松隆志・大塚徹、田村直己 主題歌：EXILE「Beautiful Life」 http://www.tv-asahi.co.jp/orenosora/

第1話 大富豪の新人刑事！？密室の同窓会殺人！！
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財閥の御曹司・一平は、一族を引き継ぐ前の一年間に、父親
からテストのような物を言い渡される。
それは自分の考える正義とは何かという事。一年は何をしても
許されるが、その間にその答えを見つけないとその座を失う
事を言われる。一平は殺人課刑事となり、目の前の悪と戦って
いく。

ドラマはいきなり荒唐無稽な流れの中で、如何にも漫画原作
の内容と言った感じのする内容だった。

想像を超える程に金持ちであり、人脈が豊富という設定は
今後共に期待できる部分ではあるが、とにかく全ての流れが
突発的であり初対面の相手にそんな事を言うか?という無礼さ
もさることながら、捜査の流れに於いても、かなり荒さの
目立つシナリオである。
一番違和感があったのは、主人公の目を見ただけで元龍星会の
前田が改心してしまったシーン。本来もっと彼の中のがむしゃ
らなまでの純粋な正義感が感じ取れればこんなシーンにも
説得力が出るのだろうけど、流石に一話の段階で、キャラクタ
ーの特性を知る前から、そんなシーンを演出してしまうのは
相当無理がある。

とはいえ、深沢正樹&本宮ひろ志の作品である「サラリーマン
金太郎」はそれなりに上手くまとまってきていたので、その内
上手くまとまることを期待するか。

あと原作が漫画だからと言っても、もう少しキャラクター自身
を現実っぽく描いた方が良い。
永井大さんは、殆どギャグとしか思えないし、冒頭の主人公の
登場の仕方もドラマの程度の低さを感じさせるような安っぽさ
を感じさせた。