俺の空 〜刑事編〜 (2011年10月期・TV朝日・日曜23時枠) 原作：本宮ひろ志 脚本：深沢正樹 音楽：仲西匡 エクゼクティブプロデューサー：五十嵐文郎 プロデューサー：横地郁英、遠田孝一・山本喜彦 演出：小松隆志・大塚徹、田村直己 主題歌：EXILE「Beautiful Life」 http://www.tv-asahi.co.jp/orenosora/

第5話 マジシャン連続殺人富豪刑事５０億の罠！？
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劇場でイベント会社社長・瀬川が殺害される。
瀬川の身体にはバラのトゲで傷付けられた様な傷が無数に
有り、怨恨の線が疑われる。調べていくウチに、彼は過去
失踪した伊集院周五郎のイリュージョンチームの在籍していた
事が判明し、周五郎がマジックで使用していたバラが現場に
落ちていたことから復讐に来たのではないかと推察していく。

一平の財力、そして相談役の武尊、一平のアシスタント一十三
の構図をなんとかねじ込んで構成したような内容だった。

展開自体はオーソドックスなものがあり、表面的には周五郎が
生きているのではないかと錯覚させる流れだったが、アシスタ
ントの矢口つばさの行動がミスリードを引き出す役割を果たし
エミル自身の腹黒さを浮かび上がらせる物だった。

この刑事ドラマの中に科学捜査が殆ど見られない状況なので
一平の財力に頼らざるを得ない部分が大きいが、本来最初の
事件の段階で、エミルの犯行を裏付ける証拠というものが
見つかっても良いはずだ。

突然居なくなってしまった父親が自分のことを捨てていった
のではないかとする一人残された娘の視点からドラマを見ると
ドラマは興味深くなるが、今回は田村が5年前の捜査の関係者
という事が関係しており、一平視点でドラマを見るとイマイチ
消化不良を起こす。

5年前当時から亜里沙は被害者遺族で、エミルが加害者だった
が田村が肩入れしていたのはエミルであり、皮肉にも加害者
を擁護していたという点で、田村にとって見ればほろ苦い
事件となってしまった感じだね。

亜里沙演じた新川優愛さんは昨年のミスマガジングランプリ
受賞者。