王様の家
(2011年10月期・BS朝日・水曜22時枠)

プロデュース - 中田好夫、川島保男、岩下英雄、井上竜太
脚本 - 山崎宇子、坂口理子、樫田正剛(1)
演出 - 石井祐介
主題歌:「残された時間」 和田アキ子

http://www.bs-asahi.co.jp/king/





第1話 隠された家族
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政治家に対してもズバリものを言うニュースキャスターの
胡桃沢陽介は、視聴者から絶大な支持を得ている。しかしそん
な彼の私生活は一切公表されてはいない。平井家の長男・翔
は12年ぶりに帰宅し、厳格な父親と対面する。果たして戻って
期待意図とは何なのか。

1987年放送のパパはニュースキャスターみたいなドラマ。

取りあえず岡田奈々さんが久しぶりにドラマ出演という事で
嬉しいキャスティングだ。
最近CMに出演している姿は目撃したけど、また芸能活動を
再開されるのかな。

元々芸能人の方がおおっぴらに私生活を公にしている人など
居ないと思うけど、公にしない歪な環境によって子供がどれ
だけ傷ついているのか。そして子供と親の関係性はどうなのか
が描かれた。

まだ始まったばかりなのでどういう方向性を持つのか分から
ないけど、あれだけ厳格だった父親が最後に妙に軽い人物に
成り下がってしまう辺りはちょっと違和感があったかも。

公にしないと決めたのは父親ではなく母親だったという事実。
そしてそこに隠されていた過去の事件など、芸能人ならば
有ってもおかしくない設定をぶつけてきた感じ。

親子のコミュニケーションの問題によって、残念ながら現状
では上手く行っていない親子の関係を今後どのようにして修正
していくのか。二人の子は成人しているので問題は無いけれど
下の子・準は思春期ということもあって気難しい対応が求めら
れる中で、長男の役割なんかが求められていくというところ
なんだろうね。

政治家に対してズバっと責任を問う父親に対して、息子は
自分が犯罪を犯したという名目を利用して、親としてどう
責任を取るのかと問いつめていく。他人に対しては厳格さを
求めるのに対して、やはり陽介も我が身の可愛さなり、家族の
大切さを持ち合わせており、ニュースキャスターの時とは違っ
た対応に出てしまうという辺りに、ドラマとしての良さを
求めているのだろうけど、やはり前半と後半の父親像のギャッ
プがややピントを狂わせてしまっている様な印象は有った。

新しいマネージャー役として今後の活躍が期待される春川恭亮
さんが起用。劇団EXILE系の中でももっと大成に近い存在で
有る。ろくでなしブルースでの畑中役はとても格好良かっ
たし、NHKの金魚倶楽部ではコメンテーターとして出演する
姿があったね。

平井陽介 …… 市村正親 (61歳、「ナイトセブン」のニュースキャスター)
平井翔 …… 要潤 (30歳、長男、12年ぶり帰宅)
平井節子 …… 岡田奈々 (53歳、陽介の妻)
平井有沙 …… 佐津川愛美 (23歳、長女、キャリアウーマン)
平井準 …… 吉岡澪皇 (14歳、次男・中三)
牧野智孝 …… 石倉三郎 (61歳、陽介のマネージャー)
川崎祐一 …… 春川恭亮 (23歳、マネージャー)

小野麻亜矢、若尾義昭、茂木和範


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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