王様の家
(2011年10月期・BS朝日・水曜22時枠)

プロデュース - 中田好夫、川島保男、岩下英雄、井上竜太
脚本 - 山崎宇子、坂口理子、樫田正剛(1)(2)、佐藤久美子(3)(5)
森ハヤシ(4)(6)
演出 - 石井祐介、猪原達三
主題歌:「残された時間」 和田アキ子

http://www.bs-asahi.co.jp/king/





第6話 王の監禁
--------------------------------------------------------
報知器点の検業者を偽って家にやって来た村越は、陽介を縛り
上げると、謝罪を要求する。相当な恨みを買っているようだ
が、陽介には全く身に覚えがない。助けを呼ぼうと奮闘するが
失敗し、家族全員捕まってしまう。

--------------------------------------------------------

有沙が友人の結婚式でハワイに行く中、陽介は仕事のことが
手一杯で妻の言うことにも話半分しか耳を貸さずにいた。
そんな中で、報知器点の検査にやってきたとする検査員の村越
が突然ナイフを差し出し、陽介に謝罪を求める。全く身に覚え
が無い陽介は頑なにそれを拒むが・・・

ドラマとして脇が甘い部分が有り、少々全体的にわざとらしさ
を感じる物があった。陽介ほどの家族が住むマンションに
そんな物騒な人物が容易に入ることなど出来るはずもないだろ
うし、翔が外部に通報しない流れや、有沙からの電話にしても、
川崎のメモを見る流れにしても、違和感しか残らない物がある。

8割方展開としては息苦しさを覚えるものが有るも、主張すべき
ものが一貫しているし、やりとりの中で陽介の人間性が少しずつ
明らかにされていく段取りはとても興味を引く物があった。

陽介の中で今一度キャスターとしての初心に立ち返らせるには、
良いエピソードでも有るし、陽介が家族に対してどのような
思いで見ているのかが分かる様な流れだし、今回の村越家と
比較して如何に平井家が健全に機能した家族の形なのかを
示すには上手く構成された話だったと思う。

ただやはりナイフを振りかざして監禁するところなど、冗談
ではすまされないものが有ったし、円満解決とするには
少々辛いものが有ったのかも知れない。

平井陽介 …… 市村正親 (61歳、「ナイトセブン」のニュースキャスター)
平井翔 …… 要潤 (30歳、長男、12年ぶり帰宅)
平井節子 …… 岡田奈々 (53歳、陽介の妻)
平井有沙 …… 佐津川愛美 (23歳、長女、キャリアウーマン)
平井準 …… 吉岡澪皇 (14歳、次男・中三)
牧野智孝 …… 石倉三郎 (61歳、陽介のマネージャー)
川崎祐一 …… 春川恭亮 (23歳、マネージャー)

小野麻亜矢、和泉今日子


村越 …… 小倉久寛


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system