王様の家
(2011年10月期・BS朝日・水曜22時枠)

プロデュース - 中田好夫、川島保男、岩下英雄、井上竜太
脚本 - 山崎宇子、坂口理子、樫田正剛(1)(2)(8)(9)
佐藤久美子(3)(5)(7)、森ハヤシ(4)(6)
演出 - 石井祐介、猪原達三
主題歌:「残された時間」 和田アキ子

http://www.bs-asahi.co.jp/king/





第9話 招かれざる客
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翔が役者を志して劇団に入ったことで、陽介とケンカが絶えな
い。そんなある日、2人の男が現れ、翔が以前起こしたトラブル
の慰謝料を求めてきた。毅然とした態度で追い返そうとする
が、マスコミにバラすと脅され…

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翔が突然やりたい事が見つかったとして、劇団に入った事実を
知る陽介は、頭ごなしに息子を叱り飛ばす。
そんな折り、二人の男が翔を尋ねてやってくる。
牧野は友人かと思って家に招き入れるが、なんと二人は翔が
関西のヤクザの親分の女性とホテルに行った決定的証拠を
突きつけ慰謝料を要求してくる。

人生に於いて浮ついている翔に対して、その態度を一括する
にはもってこいのネタでは有る。
親が頭ごなしに息子を叱りとばして、なかなか話さえままなら
ない状況の中、息子の目の前で父はキャスターを辞める事も厭わ
ない決意を見せたり、また自分のために頭を下げる姿を見て
翔は何を感じていくのか。

翔に反省を促す部分に於いてはとても上手く機能しているが、
陽介自身の反省を促すエピソードに於いて、自分が息子に甘い
としながらも、子供の話を聞かない事については反省させる
流れが無かったところは少々違和感を覚える。

翔だけが悪かったことなのか、それとも陽介の中のどんな部分
に反省すべき点が有るかなど、やや有耶無耶なまま進行して
しまった印象もある。

確かに翔が招いた事態だけど、相手の女性が組長の女だと
知らない状況での関係だし、その状況の中で強気に出ていた
陽介が頭を下げてしまう辺り、そんな展開で良かったのかどう
かイマイチ消化不良な感じもした。まぁそんな事が通じない
世界が任侠の世界なんでしょうけど。

平井陽介 …… 市村正親 (61歳、「ナイトセブン」のニュースキャスター)
平井翔 …… 要潤 (30歳、長男、12年ぶり帰宅)
平井節子 …… 岡田奈々 (53歳、陽介の妻)
平井有沙 …… 佐津川愛美 (23歳、長女、キャリアウーマン)
平井準 …… 吉岡澪皇 (14歳、次男・中三)
牧野智孝 …… 石倉三郎 (61歳、陽介のマネージャー)
川崎祐一 …… 春川恭亮 (23歳、マネージャー)

小野麻亜矢


雛形龍三 …… TETSUYA(EXILE)
関西の男 …… 重松隆志


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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