王様の家
(2011年10月期・BS朝日・水曜22時枠)

プロデュース - 中田好夫、川島保男、岩下英雄、井上竜太
脚本 - 山崎宇子、坂口理子、樫田正剛(1)(2)(8)(9)(10)
佐藤久美子(3)(5)(7)、森ハヤシ(4)(6)
演出 - 石井祐介、猪原達三
主題歌:「残された時間」 和田アキ子

http://www.bs-asahi.co.jp/king/





第10話 最後の生出演
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プロデューサーの要望に従って、盟友・牧野に出入り禁止を告
げた陽介。視聴率低下に焦っていた矢先、一大スクープを入手
する。しかし、そのスクープがねつ造だったことが判明し、
陽介は番組を休養させられることに…

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ナイト7の視聴率がここ一週間1桁続き。
新聞でも取り上げられた事で、陽介の元には番組プロデューサ
ーの岸和田一雄が現れ、番組に口出ししすぎる牧野を出入り
禁止にして欲しいことを頼まれる。陽介は視聴率を回復する
為にもスクープが必要だと考え、彼の元に送られてきた告発文
の調査を元に番組を構成していくが・・・

陽介にはいつも父親らしい父親で居て欲しいと願う家族のもの
たちと、一家の大黒柱としての陽介の父親としての生き様を
見せるような内容だった。

いつも喧嘩ばかりでなかなか落ち着いた話も出来なかったけど
この家庭の中でもっとも必要だとされた陽介と父親の会話は、
今回見事成立する。
ただ父から息子に伝えるべきものとは逆に、陽介を弄ぶようにして
一筋縄ではいかない結論を持って行くところなど、翔らしさも描かれ
ていた。

そしてなんといっても陽介が家族の存在を公表するタイミング
というものも上手く出来ていた。

ただキャスターというと戦場でのレポートこそが究極みたいな所に
繋がってしまう辺りの発想がやや短絡的で貧困って感じがする。
国内の問題を多く取り上げて来たのだから、陽介も問題の現場
を直接レポートしにいけば良いのにね。

最初の頃のドラマの面白さ・インパクトは無くなってしまった
けど、それでもまぁ家族を考えさせるには良い感じの内容だっ
たと思う。
出来れば翔と陽介のテレビでの共演なんてシーンも見てみたかったね。

平井陽介 …… 市村正親 (61歳、「ナイトセブン」のニュースキャスター)
平井翔 …… 要潤 (30歳、長男、12年ぶり帰宅)
平井節子 …… 岡田奈々 (53歳、陽介の妻)
平井有沙 …… 佐津川愛美 (23歳、長女、キャリアウーマン)
平井準 …… 吉岡澪皇 (14歳、次男・中三)
牧野智孝 …… 石倉三郎 (61歳、陽介のマネージャー)
川崎祐一 …… 春川恭亮 (23歳、マネージャー)
鷲尾まどか …… 小野麻亜矢 (アンカー)


岸和田一雄 …… 朝倉伸二 (ナイトセブン・プロデューサー)

佐藤律子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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