ピースボート -Piece Vote- (2011年7月期・日テレ・月曜深夜枠) 脚本 - 溝井英一デービス(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(10)(12)、 山岡潤平(8)(9) 演出 - 落合正幸(1)(2)(8)(9)(12)、小笠原直樹(3)(4)、中田志保(5)(11)、 西野真貴(10) チーフプロデューサー　- 田中芳樹 プロデューサー - 福井雄太、柳内久仁子、佐藤敦、伊藤響 http://www.ntv.co.jp/vote/

第12話 優秀な二人
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一人また一人と下船していく中で、ピースボートでの生存競争
を主導してきた雄山さえも自殺してしまう。たった一人で船に
残された秀は、船から下りる為に雄山が語っていた言葉を思い
出す。

脇谷秀の幼少期を演じるのが濱田繋がりで龍臣くんだったと
いう辺りが、最大のサプライズだったのかもしれない。

一話の頃から秀の中で抱えていた兄へのコンプレックスは
感じていたものだけど、兄が弟に求めているもの、そして何を
考えていたのかが明らかにされた。

自分が卑屈になるあまりに兄からのシグナルを見逃していた
とする辺りは良くできているけど、とにかく秀という人物に
最後まで感情移入出来ない所が有った。

雄山が自殺してしまう辺り意味が分からないし、逆に優は
死んでいなかったとする辺りもサプライズなのかどうかイマイチ
感じる物がなかった。

現代版7つの大罪がどうしても"ありがち"と思えないところが
有るし、そこを突き詰めていくと、日本だけでなく全人類が
そんな一面を持っているのではないかと思わせる程、言葉の
意味が広義過ぎて、少々納得感が無いのが残念。

最後にオークションをしたけど、あの賞状に金を出す人も居る
はずもない。ただ金額が入ったという事は、優が購入しようとして
いたって事なのかな。