QP (2011年10月期・日テレ・水曜深夜枠) 脚本：NAKA雅MURA 監督：三池崇史、渡辺武、菅原伸太郎、矢部享祐 音楽：池頼広 チーフプロデューサー：田中芳樹 プロデューサー：佐藤敦、坂下哲也、坂美佐子、前田茂司 オープニング：「Looking Back On Love」Lenny Kravitz エンディング：「ブラック￥パワーＧメンスパイ」マキシマム ザ  ホルモン http://www.ntv.co.jp/QP/

第7話 クロスロード
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復讐に来た横溝組のチンピラを返り討ちにしたヒコは、
元が車を取りに行く間に、謎の殺し屋によって銃殺されてしま
う。元は横溝組の仕業ならば、最初にナイフを振りかざして
くるのではなく銃を向けてくるはずだとして、ヒコを殺したの
は、涼や天狼会の中に居るのではないかと疑いの目を向けて
行くが・・・

回想シーン多すぎ。
殆ど回想シーンをつなぎ合わせて構成したような話であり、
ドラマとしては面白かったけど、30分のドラマということを
勘案すれば、回想シーンは限りなく少なめにして欲しい所だ。

肝の据わった本物のヤクザと、俄仕込みのヤクザの違いとい
うものが描かれ、ここで人間の世界に戻るべきか否かの決断
を迫る展開でなかなか興味深いものがあった。

今まで憧れに近い存在であった涼との関係が、まさに回想
シーンに見られる人間とペットの様な関係に有るという点で
少々元と涼の中の温度差を感じる物があった。

しかしなんと言っても信頼関係というものが問われる展開の中
それぞれのキャラクターはどのような決断を見せていくのか。
これまで不動だった展開が一気に開花するようなものが有り
確実に盛り上がっている。

それにしても蜂屋兼光のやべきょうすけさんとかヒコ役の
田口トモロヲさんの役所が、どれも味があって上手く描かれて
いるな。