カルテット Quartet
(2011年1月期・TBS・木曜深夜ドラマ)

企画 - 一志順夫、宍戸健司
プロデューサー - 松岡周作、鎌田雄介、竹田滋、深迫康之
脚本 - 公園兄弟(真辺克彦&鴨義信)
演出 - 西海謙一郎

http://twitter.com/QuartetOFFICIAL
http://www.quartet-tv.com/
http://www.mbs.jp/quartet/



第7話
--------------------------------------------------------
小春の後を追ってきたシュンとタケルは、小春が入った工場の
中から遺体が運び出されるのを知る。中では麻薬工場だけで
なくとんでもない事が行われているのではないか?と疑う。

小春の家にシュンとタケルは訪れる。
二人は小春にあの工場では何が行われているのか?と問う。これ
は小春の旦那の失踪と大きく関係しているのかも知れない事を
告げる。小春はあそこには患者が居るという。小春の夫の仕事
は何だったのかと尋ね、中では何を作っているのか?と尋ねるが
なかなか話そうとしない小春。自分たちはあの工場から遺体が
運ばれるのを見たとし、遺体は一目の付かない様処理されている
という。
小春は人間並の暮らしが出来るようになったのはあの仕事が
あるお陰だという。日本に来たものの仕事がなく、子供に
満足に食事も与えられず、見捨てられた人、帰る場所のない
人には選択の余地がないという。しかしそれを聞いたタケルは
自分さえ良ければ良いのか?と問い、ドラッグを購入する人たち
にも家族が居るのだと告げる。
そんな中、小春の兄・タンが帰宅すると、二度と妹の前に現れる
なとして追い出される。

シュンはタケルに対して、私たちがやろうとしているのはここの
未来を奪う事だと告げる。考えすぎだというタケルに対して、
私は自分のすべきことが分からなくなってきたという。タケル
は塚本に復讐するのだろう?としてシュンを奮い立たせようと
するが・・・

--------------------------------------------------------

小春から事情を聞くと、そこには中国から渡ってきた人たちの
日本での苦労の歴史を知ることになる。しかしタケルは自分たち
だけが良ければいいのかとして非難を浴びせる。シュンは
同胞の未来を潰す行為に対して、塚本への復讐をすべきかどうか
で苦悩していく。

シュンの揺れ動く気持ちは少々邪魔な要素にも感じる。

ミドリ町に入って以降、シュンとタケルは大した仕事をして
いない所が気になるのだけど、彼らの周りで情報源となっている
ものたちが次々とピンチに陥ることで、二人の間にも危機感が
広がる。

一連の作戦に関わっているものたちの3人が女性で、その3人
全員がピンチに陥っていること。タケル意外にも男性的バック
アップが欲しい所だけど、その辺はちょっと心細く、物足りない
感じがする。

塚本が以前にカスミのPCを見ていたことがあったので、なんと
なく疑いの視線は有るのだろうと思っていたけど、DVDの件は
完全に塚本が仕組んだことらしい。ただそのDVDの情報は動画
こそ手に入らなかったものの流出した訳で、痛み分けって部分
も有るのかな。

塚本のしている事を見れば、ドラッグ工場の証拠なんて無くても
余裕で検挙に踏み込むことが出来そうなので、シュンとタケル
のしている事がどれだけ効果的なものなのかがイマイチ分からず
やや核心に迫っている感じがしない所は残念だ。

シュン …… 福田沙紀 (最愛の弟を謀殺された)
タケル …… 松下優也 (家族を惨殺された)
カスミ …… 夏菜 (塚本の愛人・潜入)
クチナワ …… 上川隆也 (謎の公安関係者)
マスター …… 大石吾朗 (バー"グリーン")
塚本 …… 永澤俊矢 (巨大暴力組織の構成員)
リン …… 児玉ユースケ (シュンの弟)
トカゲ …… 虎牙光揮 (クチナワの部下)

小春 …… 福本幸子 (整体師、夫が失踪)
田宮 …… 小須田康人 (政治家?)
子供の頃のシュン …… 林育慈
子供の頃のリン …… 呉宥穎
タン …… 彭育康 (小春の兄)
ヤム …… 譚安業 (タンの仲間)
ミス …… 郭九雲
タオ …… 余c偉
ジャンキー …… 林豊祥
塚本の手下 …… 張育國
西田 …… 蔭山征彦 (政治家)
胡弓弾き …… 王恒義
近所のおばさん …… 李秋香
工場長 …… 林健鴻
茶髪 …… 郭立夫
ピアス …… 郭書[王韋]


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system