リバウンド (2011年4月期・NTV・水曜22時枠) 脚本：遊川和彦 演出：南雲聖一、石尾純、日暮謙 音楽：池頼広 プロデュース：大平太 、太田雅晴 http://www.ntv.co.jp/rebound/

第2話 言い出せない女
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信子は太っていた学生時代からダイエットを試みて、夢に描いて
いた生活の形を手に入れたはずだった。しかし今井との出会い
によって再び封印していたケーキを口にしてしまい、一時期
45kgだった体重は再び78kgへリバウンドしていた。
信子は実家のトンカツ屋を継ぐつもりで帰省するが、瞳がやっ
てきて王子・今井から託されたショートケーキを口にし、彼から
お前が傍にいればと心揺さぶられる手紙を受け取り、再び
今井の前に現れる。しかし彼はデブだけは絶対に無理だと言う
事を耳にしてしまう。
信子は今井の前に現れるが、彼は信子だと気付かず、バイト面接
に来た人物だと思われてしまう。
しかし信子は今井が、信子のお陰でオヤジのケーキに負けない
ケーキが作れた事を聞き、そして今まで自分のケーキを食べて
笑ったことがなかったが、今後は自分で食べて嬉しくなるような
ケーキを作るしかない事を思った事を聞く。

信子は取りあえず佐藤チヨコという偽名を使って店でアルバイト
する事になる。

今井から信子の携帯電話に電話が鳴ると、何故来ないのか?と
問われ何時来られるのかと催促の声がかかる。二週間後には
必ず行くと約束し、なんとか話をまとめる。
信子はなんとかエクササイズを繰り返し、会うまでに痩せようと
誓う。

翌日信子は職場に荷物を取りに行く。
信子はデブ嫌いの編集長・森中を怒らせた限り首は必死かと
思っていたが、森中から今の時代はそんな簡単にクビには
出来ないとして、実体験として2週間で痩せるダイエット成功記
を記事として掲載するよう言われる。ろくでもない記事を書けば
その時は異動させるという。

信子はそれを受けて今井の元に行きアルバイトは出来ないこと
を告げに行くもなかなか言うタイミングが掴めなかった。
しかも今井は携帯電話の待ち受け画面を信子の寝顔の写真に
している事を知る。今井は信子が何故会いに来ないのか理解
出来ず、直接会社に行って問いつめるとするも、信子は信じて
待つべきだという。それにメールで話をすれば良いとして、
彼に告げると、信子に代筆を求められる。信子は自分にメール
を送るために文章作成することになる。
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信子は今井の事を王子だと実感するも、彼のためを思って試食
した事が徒となり、彼が好意を寄せていた信子の姿とは皮肉
にも変わってしまう。なんとか信子は痩せようとするが・・・

ストーリー自体はそんなに取り立てて面白いものではないが、
信子の軽快なトークと、今井太一のキレキャラぶりがなかなか
面白いハーモニーを醸し出している。

関西人から見た信子の関西弁はどんな感じに写るのかは分から
ないけど、関東人の私から見るとそれ程の違和感は感じられない。

ケーキを作るという目的を、当初は信子の為で有るとしたことか
ら、徐々に自分自身の為にとか、これを食べる人を幸せにする
為とかにシフトし、気持ちを転化させていく辺りの段取りも上手
くできている。

驚いたのは、意外と早く時間を進めていく演出だ。
2週間+2週間を今回一気に進めた事。
まさかデブから再生を果たすところまで進めるとは思わなかっ
た。
太一のデブっぷりを今後引っ張るのか、それともデブは伝染
するかのように色んな人に体験させていくのか。
その辺は期待するものがあるな。
是非とも西山茉希&栗山千明さんのデブっぷりに期待したいと
ころだ。