リバウンド (2011年4月期・NTV・水曜22時枠) 脚本：遊川和彦 演出：南雲聖一、石尾純、日暮謙 音楽：池頼広 プロデュース：大平太 、太田雅晴 http://www.ntv.co.jp/rebound/

第4話 結婚を決意した日
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信子は痩せて太一の元に戻るが今度は太一が太っていた。
しかし太一は短期間で痩せ、また元の王子の姿に戻る。
信子に対してお前のことが好きだから痩せられたと告げると、
信子は幸せ一杯。これでハッピーエンドかに思えた。

信子は太一と一晩を共にした朝、一緒に運動に行く。
そこでは好きな相手と過去の太っていたときの話を気兼ねなく
話すことが出来る。まさに理想的な状況だった。

信子の元に風見からデートの誘いが有るも、今付き合っている
人がいるとして断る。太一は元彼から電話があった事を知り
信子にヨリを戻すなんて無いだろうなと迫るも、逆に信子も
有希とヨリが戻ることは無いでしょう?と問う。
仕事で信子は職場に行く。太一は四つ目のケーキは既に構想
が出来ているとの事だった。

仕事場に行くと、有希と会う。
彼女は信子のコラムを読んでいるとし、それが実体験である事
も知っていた。それを読んだ彼女は太一もまた痩せたんだねと
告げる。太一の元に行くという有希に対して、信子は現在
彼と付き合っていることを語る。有希は二人のことを応援する
と約束してくれる。
また編集長の森中からは、まさかこのままハッピーエンドで
終わらせるつもりは無いでしょうと迫られる。

初めての太一とのデートだが、残業で遅刻。
二人で映画を見に行くも、太一が選んだアクション映画に退屈
して眠ってしまう信子。彼が飲むジュースの音にも気になる。
太一が決めていたデートコース通りに周り、帰宅する頃、信子は
もの凄い疲労感に襲われる。仕事も残っている彼女は頭を抱える。
そんな中、同居している瞳から、王子と結婚しても仕事は続ける
のか?と尋ねられ、確かめた方が良いと言われる。
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信子の前に現れた太一は、理想の姿となっており、再び王子に
ときめく感情が芽生えていく。太一は信子と好き有って
いることを知ると途端に結婚を申し込んでくる。
強引な申し込みに信子は何も言えず、ついには式場までなだれ
込んで行くが・・・

他人にばかり気遣う信子は、なかなか自分の意思を伝える事が
出来ず、嫌と言えぬままドラマが進行していく。

結婚を申し込まれて信子が即返答をしないときに、太一が嫌な
のか?と言われて返答に困る辺りは主人公の性格を最も示して
いるところで、これまで盛り上げ役に徹してきた彼女らしさ
なのかもしれない。

結婚とは何なのかというテーマが存在し、それを模索していく
中で、信子の中にあるいくつもの夢を対比させ、どの選択肢
を選ぶのが最良の道なのか。

太一のような王子との結婚。
ケーキ屋の妻として働くこと。
無縁だったファッション誌で働くこと。

今まで夢に描いていたはずなのに、いざその時になると足踏み
してしまう姿があり、夢にも優先順位が存在していたりするの
かな。
まぁいきなり結婚といわれても実感出来ないのは当然だと
思うけどね。

信子と太一の元付き合っている人たちが歩み寄ってきたことで
果たして二人の関係にひびが入ってしまうのか。

過去の自分と机を囲んで相談し合うシーンとか面白く演出されて
いるけれど、正直内容としては何処か物足りなさが有り、早くも
やや食傷感が感じられる所は残念。
1話に1個ケーキを開発するという形や、信子がキレると赤ちゃん
言葉になるとか、ムーミン言葉になるという辺りも、イマイチ演出
上面白いかどうかやや疑問にも感じる。
遊川和彦さんという事で期待しているところは大きいんだけどね。
まぁ今回はデブ状態の人が居ないこともあるけど、今後興味に
繋がりそうなネタも転がっているのでその辺に期待したい。