リバウンド (2011年4月期・NTV・水曜22時枠) 脚本：遊川和彦 演出：南雲聖一、石尾純、日暮謙 音楽：池頼広 プロデュース：大平太 、太田雅晴 http://www.ntv.co.jp/rebound/

第7話 女同士に友情なんてありえない
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信子は太一と仲直りしようとして、仲直りTシャツを着て彼の
店に行くと、太一と瞳が抱き合っているのを見てしまう。
急いで信子はその場から離れるが、入り口の所で転び、足を
負傷し、ハイヒールを片方脱げたまま走り去ってしまう。
家で傷口の手当をしていると瞳が帰宅。瞳はちょっと酔って
店に居ただけだとし、私があんな男を好きになる訳はないと
して信子を安心させる。太一はパニくっていたので早く連絡
してあげた方が良いという。

信子は瞳の誕生日のプレゼントを手渡す。中には大量の禁煙
グッズだった。

太一から電話が鳴ると、瞳との件は誤解だった事を話し、
フルーツタルトを食べたのならば感想はどうか?と尋ねられる。
鐘が鳴ったという信子。太一は今から逢えないか?とするが、
今日は遅いのでといって翌日逢うことになる。

太一の元に行くと、靴を返され、誤解するなと言われる。
信子も太一のことを信じていると告げる。しかし太一は瞳が
突然あんな事をするのでドキドキしたと話すために信子は
違和感を覚える。信子はフルーツタルトは瞳の為に作ったの
でしょう?と尋ねると、瞳はブスっとしているのでもっと
笑った方が良いという意味を込めて作った事を語る。

そんな中、研作から電話が鳴る。
先日信子から質問された"幸せとは何か?"の答えが見つかった
という。不幸じゃないということだとして
インターネットで検索した内容をそのまま語る研作。
研作は信子が太一と会って居ることを知ると、あいつは信子が
可愛いから付き合っているのであり、また太ったら別の女に
乗り換えるぞと忠告する。

太一は信子が研作と話している姿を見て、またヨリを戻したり
はしないよな?と尋ね、カマを掛けてホテルに言ったんだろう?
と問う。信子は喧嘩した時に行ったが何もなかった事を訴える。
太一は激怒するが、信子は私は太一のことを信用しているのに
貴方は信用してくれないのか?と怒る。太一は謝罪すると、
信子は、瞳をイメージしてタルトを作ったように、私をイメー
ジしてケーキを作って欲しいと頼む。
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太一と瞳が急接近したことで、信子は二人が気を惹かれ有って
いるのではないかと心配していく。そして瞳が太一のことを
好きだと知ったとき、信子が取った行動とは!?

太一と信子、互いに信用しているとしながらも、相手が別の
異性と関わり合っているのを見て不審さを感じていく。

信子のキレ方にいくつものバリエーションを持たせるのは
面白いところで、色々とパターンをいじくり回して何とか
視聴者の興味を惹き付けようとしている感じ。

研作が細々と動き回る様子が、なかなか愛らしくも有り、
憎めない所がある。

信子の全方位外交に於ける功罪を利用し、今回は負の一面を
際だたせるものだった。

愛なのか友情なのか。
毎回テーマが存在しているけれど、友情を取った信子の選択
が果たして正しい物なのか否か。

友情に対する見解の相違もドラマとしては興味深く写り、
何でも本音を言い合える関係へと昇華していく過程で、信子
が瞳と喧嘩するのも有る意味では仕方がないのかも知れない。
雨降って地が固まるパターンだけれど、離れてみて相手の
存在の大きさにどの時点で気がついていくのか。

編集長の森中が、スタッフたちの名前を間違って語る事。
信子だけは間違えずに呼びつけるところに、深い意味合いが
込められていそうで今後期待するところがあるかな。