リバウンド (2011年4月期・NTV・水曜22時枠) 脚本：遊川和彦 演出：南雲聖一、石尾純、日暮謙 音楽：池頼広 プロデュース：大平太 、太田雅晴 http://www.ntv.co.jp/rebound/

第8話 やせるのやーめた
--------------------------------------------------------
太一の件で信子は瞳が彼のことを好きだと知り身をひく事が
きっかけで大喧嘩に発展し、ついには瞳がアパートから出て
行ってしまう。瞳に電話をするも今は何を言っても怒られそう
だからとして何も言えず切ってしまう。
信子の元に太一から電話が鳴るも信子は出ることが出来ず。
太一は家までやってきてお前以外の人と付き合う気は無いと
告げるが、信子は影で彼の話に耳を傾けることしか出来なかっ
た。

信子の元に実家から宅配便が届く。それと同時に実家からも
電話が鳴る。荷物には大量のカツの揚げ物が入っており、瞳や
太一と一緒に食べてと告げ、太一には婿に来て貰っても構わな
いと睦巳はいう。信子は全方位外交は辞めようと決め、父に
対して、ウチの店は継ぐ気はなく、結婚も無ければ岐阜に帰る
つもりは無いことを話す。そして太一とは別れた事を語る。

信子はトレーニングしながら、人の幸せを考えるのは辞めよう
とし、365日を記念日にすることも辞めると誓う。

翌日信子は編集長の森中に原稿を届ける。女性の友情は成立
しなかったというテーマの原稿。そんな中、森中はEDENの表紙
に有希の事を今後は使わないと告げる。しかしその事を有希は
モデル事務所の上司に告げたことからEDENの方にもクレーム
が入る。森中は雑誌はスポンサーやモデル事務所のためにある
のではなく読者のために有るのだと告げるが・・・

信子の家に酔っぱらった研作がやってくる。
太一との関係を尋ねられると、別れたことを告げる。
すると今度こそ俺とやり直そうという研作。俺ならば信子が
リバウンドしても構わないと。すると信子は付き合っていた頃
人前で研作が手を繋いだりしなかったのは、恥ずかしかった
からなのか?と問う。返答に困り彼は土足のままトイレに入り
込むと、そこに太一がやってくる。信子はもう別れたはずだと
して話は聞かない姿勢を取るが、せめてロールケーキの感想
くらいはいえと告げる。そんな中、研作が家にいる事を知る。
--------------------------------------------------------

信子は今まで自分から好きだと言った事の無かった瞳が、
太一のことを好きでいるのを知って身をひこうとするが、
それを知った瞳と喧嘩別れしてしまう。それを受けて信子は
友情を取るのかそれとも自分の気持ちに素直になっていくのか。

瞳の主張も分からないでもないが、瞳だって信子の好きな相手
は決して好きにならないよう気持ちを押し殺していた部分が
有るんじゃないかという気がする流れだった。

この手のラブコメも10話スパンだとかなり辛く、そろそろ
一連のパターンにかなり食傷感が出ているのも確かで、
太っているとか痩せている事が気分次第に前後左右してしまう
辺りに新鮮さを感じなくなってしまった。どうせまた痩せる
んでしょうとか苦労した甲斐が全く感じられず、精神のバロ
メータ程度の役割しか果たしていない。

信子のキレパターンがついに職場で発揮されたという事で、
どうなることかと思ったけど、結局信子自身が解決のために
走るという事で、青春ドラマのようには行かなかった。

編集長ももう一度やるかと言っていたけど、結局モデルの件
も含めて掲載の有無についてどうなったのか。来週にはきちんと
この流れのフォローが有るのだろうか。

信子、瞳、太一の三角関係は、なんだか先週と全く変わった
所がない。太一は信子だけと言いつつも、瞳に言い寄られて
動揺している姿があるし、自分に正直になるはずの信子も
やっぱり身をひく姿。それが信子なんだといえばそうなんだ
けど、そういう信子の事を瞳は変わったねと言っていたわけ
だし、結局何が自分なのか分からなくなりつつあるな。