リバウンド
(2011年4月期・NTV・水曜22時枠)

脚本:遊川和彦
演出:南雲聖一、石尾純、日暮謙
音楽:池頼広
プロデュース:大平太 、太田雅晴

http://www.ntv.co.jp/rebound/



第9話 止められない食欲
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母から父・睦巳が倒れたと聞き急いで岐阜の実家へと戻る信子。
何度も夢の中で父が亡くなる夢を見るが、心筋梗塞だった父は
意識を取り戻す。私が実家には帰らず、家も継がないと言った
事が倒れた原因ではないかと信子は落ち込むが、父はそれを
否定する。そしてもう店を継ぐとか気にするなと声を掛ける。

そんな中、研作がわざわざ病院まで見舞いに来る。
母は研作の優しさに感激する。研作は信子に対して、何かでき
る事が有れば何でもやるという。信子はもうダイエットは
辞める事を告げ、太一とも別れた事を語り、これからは一人
で生きていくと告げる。

その頃瞳は太一の店を訪れると、目標としていたケーキがあと
2個である事を告げる。瞳は頼まれていた店に飾る絵の候補を
持ってきた事を告げる。

研作は信子に対して、本当はまだ太一のことが好きなのではな
いか?と尋ねる。それを否定する信子に対して、それならば
携帯電話の彼の電話番号を削除したり、待ち受け画面の写真を
削除できるのか?と問う。信子はそのように言ってしまった
手前研作の前で削除してみせるのだった。

一方EDENの編集長・森中は退職届を出す。
これからはEDENに負けない雑誌を作るという。新しい編集長
は渋谷に引き継ぐとし、彼女には変なプライドが無い事を理由
に挙げる。
そんな中、森中の上司がやってきて今月号の巻頭グラビアは
有希で行くことを告げ、今までの編集者の間違っていた方針だ
と証明するためにも、売り上げを伸ばすよう告げる。

信子は会社から立ち去る森中に対して、自分はこれからEDEN
でやっていけるのか?と問うと、これまで仕事を任せてきたのは
信子ならばEDENを変えられるかも知れないと思ったからだと
聞かされる。

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信子は父親が倒れた事を機会に、改めて実家に戻るべきなのか
それとも夢だったファッション誌での仕事を続けるのかどうか
で悩む。実家に帰ると言うことは、瞳や太一とは逢えなくなる
事を意味しているのだが・・・

ネタ的には出尽くしてしまった感のあるこのドラマ。
一番の興味は竜星涼くん演じる男性が一体太一の店とどう関わ
りが有るのかという点くらいかな。この人物が最後のキーパー
ソンになる事は明かだろうしね。

自分らしく生きる為には、このままの生活を続けるべきなのか
それとも実家に戻るべきなのか。

幸せを追い続けてきた信子は、実は身近なところに幸せが有る
事を一連のエピソードの中から掴んでいく。
信子だけでなく、それぞれどうする事が自分の気持ちに正直な
行動なのか、最終話に向けてそれぞれに考えさせる機会を与え
た。

信子にしても太一にしても、親から引き継いだ店を守らねば
ならず、トンカツ屋の娘とケーキ屋の息子が融合する事など
なかなか難しい物がある。恋愛ドラマ的には、明らかに信子と
太一が結ばれることは火を見るよりも明らかなのだが、実家の
ことを背負うとなるとまた別の選択肢が見えてくるのだから
厄介な話だ。
結婚は妥協の産物でも有るし、韓国ドラマと違い日本のドラマ
は一つの恋に固執する事もないので、そのまま別れる選択肢
を選ぶことも無いこともないので、取りあえず脚本家がどういう結論を
持ってくるのか楽しみにしていよう。

大場信子 …… 相武紗季 (雑誌編集者、元おデブ)
今井太一 …… 速水もこみち (オレ様キャラのパティシエ)
三村瞳 …… 栗山千明 (信子の親友)

風見研作 …… 勝地涼 (広告代理店勤務)
内藤有希 …… 西山茉希 (雑誌モデル)
神谷貴之 …… 半海一晃 (美容クリニック医院長)
大場智恵 …… 伊藤かずえ (信子の母親)
大場睦巳 …… 石塚英彦 (信子の父親)
森中蘭 …… 若村麻由美 (信子の上司で雑誌編集長)

小室 …… 大垣知哉 ("EDEN"スタッフ)
石田 …… 高橋愛美 ("EDEN"スタッフ)
谷本 …… 大杉亜依里 ("EDEN"スタッフ)
矢部 …… 酒本冴 ("EDEN"スタッフ)
小嶋 …… 結城さなえ ("EDEN"スタッフ)
渋谷 …… 上野なつひ ("EDEN"スタッフ)
編集スタッフ …… 今宿麻美、野間れい、市川葵、大橋るみ子

竜星涼、渡邉小百合、馮韓


久遠愛 …… 山岡愛姫 (虐められてangeへ)
6歳の信子 …… 小西舞優 (angeでショートケーキを食べる)
10歳の信子 …… 佐藤瑠南 (トンカツを食べる)
15歳の信子 …… 茅野彩夏 (お笑いに走る)
17歳の信子 …… 御園有里 (ソフトボール部入部)

山崎大輔、藏内秀樹、森喜行、ふくまつみ、兼平由佳理
首藤幹夫


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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