リバウンド (2011年4月期・NTV・水曜22時枠) 脚本：遊川和彦 演出：南雲聖一、石尾純、日暮謙 音楽：池頼広 プロデュース：大平太 、太田雅晴 http://www.ntv.co.jp/rebound/

第10話 33キロ壮絶減量!愛から逃げない女が挑む奇跡のケーキとは!?
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信子は実家のトンカツ屋を継ぐために、太一らと別れて岐阜に
帰ることを決める。もう45kgにも太一の元にも戻らないと。
店に帰宅するとそこには研作が待っていて、研作は仕事を辞め
てこの店に来た事を告げ、信子にプロポーズをする。
しかし信子は今はそんな気になれないと告げると、研作はせめ
て従業員としてでもここで雇って欲しいと告げる。死ぬ気で
修行する事を誓う。
信子の父・睦巳は、店に出せるトンカツを作れるまでは決して
店は再開させない事を告げる。信子は、今まで散々父の作って
来たトンカツに触れてきたので大丈夫だと語るが・・・

太一は瞳が会社の面接を受けに行ったことを知り、面接会場へ
いく。太一は瞳にプロポーズし、そして瞳に絵を諦めないよう
訴えるが、これは私の人生だとし、太一のプロポーズを断り
面接を受ける。

信子は太一からゲームで取ってもらったヌイグルミを捨てる
べきかどうかで悩む。太一との繋がりはもうこのヌイグルミだ
けしか残っていなかったのである。トンカツとケーキが両立
出来る道はないのか・・・無駄な努力をするのが信子であると
自分自身の中で葛藤する。

信子はトンカツを作るも、父からは首を横に振られてしまう。
研作のトンカツの方が寧ろ美味しいという。何度も作るが
どうしても上手く行かない信子に対して、お前はどういうトン
カツを作りたいのかと問われ困惑する。今のお前では無理だと
言われてしまう。

信子は空回りする中、研作は信子を励ます。
良い雰囲気になる中、そこに森中がやってくる。
森中はあらゆる年齢の女性が幸せになれる雑誌を作るとし、
信子に対しても、一緒に仕事をしないかと誘う。社員がダメ
ならば連載だけでも良いと言われ、研作の後押しも有り仕事
を引き受けていくことになる。
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信子は実家を継ぐために泣く泣く太一との別れを決意する。
しかし森中の仕事を手伝うことになり、再び東京に行く機会
が訪れると、気持ちは再燃し、実家を取るのか恋愛を取るのか
で揺れ動くことになる。

期待していた竜星涼くんネタが、単に名前オチだけだったと
いう所に相当呆気にとられるものが有った。
実は太一とは腹違いの子で、彼がケーキ屋を継いで、太一は
信子の元に行くのではないかと思っていたのだけど悉く外れ、
ケーキとトンカツの合体を模索する。そんな展開も想定は
していたけど、結局東京に出て行くのでは、別にトンカツ屋
に拘る必要なんて無いのではないかという感じに見えてしまう
所が少々残念。

殆どこの手のラブコメは出オチ感が強く、信子のデブさ加減
に慣れてしまうと、殆ど出がらしのお茶みたいに薄味の展開
が延々と続いていた感じがする。

自分が幸せでないと他人を幸せには出来ないとする結びは
決して悪くはないけど、太一も迷走して瞳にプロポーズしたり
信子にプロポーズしたり、なんだか一貫性は無かった気がする。

瞳の絵が好きだからといって決まった仕事を辞めさせるという
のもドラマとして見れば悪くないんだけど、実際に絵だけでは
食べていけないのだし、せめてもう少し絵で食べていけるだけ
の材料が有ると分かったんだけどね。

ケーキが美味しそうだった事と、イタリア語のBGMが予想以上
に心地よかった。