ろくでなしBLUES (2011年7月期・日テレ・水曜深夜枠) 脚本：秦建日子、猪原健太、尾崎悟史 チーフプロデューサー：田中芳樹 プロデューサー：佐藤敦、仲野尚久、古橋孝裕 演出：菅原伸太郎、北川敬一 主題歌：三代目J Soul Brothers http://www.ntv.co.jp/rokudenashi-blues/

第8話
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学校の洋子先生の元に電話が鳴る。
帝拳の生徒が喧嘩したことで、その騒動に巻き込まれたとする
クレームの電話だった。その中でも高級ホテル"マハールター
ジホテル"の関係者に迷惑を掛けていたことが分かる。

浜田は上機嫌で前田たちの前に訪れる。
なんと高級ホテル"マハールタージホテル"に就職が決まったの
だという。その為、喧嘩禁止、禁酒禁煙だという。前田たちが
挑発しても一切動じなかった。

前田は井岡に呼び出されると、先日騒動を起こした件で、高級
ホテルからクレームが来ている事を言われる。浜田の就職の
内定が決まっているので、騒動を起こすなと言う。帝拳の生徒
が騒動を起こせば、浜田も同じに見られるのだと。そうすれば
内定の取り消しもあり得ると言われる。

喧嘩を封印するなんてあり得ないとする前田。
千秋と和美は前田の様子がおかしい事に気がつき声を掛けると
マハールタージホテルの事を口にする。和美は、あのホテルの
カフェは縁結びとして有名だとし、前田は千秋を誘いたいの
ではないかと告げる。

そんな中、勝嗣と米示が前田を呼びに来る。協栄の生徒がウチの
生徒と揉めているという。前田は喧嘩できないもどかしさを
感じ、ホテル側と直接交渉するしかないとして、ホテルへと
足を運ぶ。
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前田の前に次々とトラブルが舞い込む中、浜田の就職の内定が
決まりこれ以上騒ぎを起こせば、内定の取り消しの可能性が
有ることを知り、前田は喧嘩を封印するが・・・

友情を取るのか、ケンカ/男としてのプライドを取るのか。

先の展開は全て読めるものの、やはり友情を優先しようと努力
する前田の姿と、かつて助けられた事への恩返しとばかりに
我が身を犠牲にする浜田の姿は、なかなか良く描かれていた。

ただ身内の騒ぎだし、内定の取り消しのさじ加減も学校側が
自主報告するかどうかの状況だったので、そういう意味では
多少なりとも展開の結末に違和感はあった。
しかしケンカとは言え、暴力は犯罪なので、内定取り消しも
当たり前では有るのかも。ただ正当防衛ともいえなくは無いし、
一番の謎は何故浜田の内定が決まったのかどうかだね。

前田の心情に訴えるように、浜田家の母と子の会話を聞かせる
当たりは、上手く前田に自己抑制を求めるよう出来ている。

浜田と前田と出会ってあれだけずる賢い奴だったのに更生
したな。