ランナウェイ〜愛する君のために (2011年10月期・TBS・木曜21時枠) 脚本 - 羽原大介、八津弘幸 音楽 - 山下康介 演出 - 石井康晴、山本剛義、酒井聖博 プロデューサー - 加藤章一、浅野敦也 主題歌：いきものがかり「歩いていこう」 http://www.tbs.co.jp/runaway2011/

第5話 あいつが裏切った！！封印された謎を追う元刑事の意地…
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いよいよ最後の金の隠し場所である名古屋に向かったアタル
たちだが、半年前まで公園だった場所が住宅地になり、GPSで
確認すると、竹内家の真下に有ることが判明する。
既に宅地造成の際に掘り出されたのではないか?と疑うが、
その様な記事は出回っていないので、恐らく家の下に有るの
ではないかと推察する。しかしどのようにして他人の家の
床下を掘っていくのか・・・

確実に海外ドラマ「プリズンブレーク」シーズン2の最初の頃
のエピソードをなぞったような話。家の主が警察官で有る
設定も思いっきり拝借している辺りが笑えたけど、ちょっと
シナリオの設定の粗が酷すぎて、殆ど現実離れしたような
流れが進行している。

相変わらず鼻についてしまう空哉の存在だけど、彼を使った
強引なやり口で家庭内に入り込んでしまうという。これが20年
くらい前ならば、こんな手も有りかなと思うけど、今のご時世、
そこまで訪問業者を信用するかどうか、正直全く説得力がない。

鬼塚が鋭い嗅覚を持ちつつも、彼の強引な捜査は正当化される
べきものではないし、視線は鋭いが相変わらず抜けた一面が
有る。宮根理事官が彼に対してとんでもない要求をしている訳で
はないので、鬼塚がドヤ顔しても、あんまりスッキリした面
は無かったな。

少しずつ応援してくれる仲間が出てきたところは、今後ドラマ
を期待させてくれる。
囲まれた時の脱出方法や、認知症を患っているかに思えた
お婆さんの意外な手引きなど、感動させられる部分も有ったり
するけど、やっぱり子供の喘息持ちが発覚するタイミング
とか、名古屋まで呼びつけた由紀とアタルが何故かシャッター
越しに会話しているとかどういうシチュエーションなんだと
思わず突っ込みたくなるものがあった。

また4人が集結しなければならない理由付けは上手くできて
いたと思う。ただまぁそんな金をすり替える時間なんて有った
のか?と小一時間だけどね。