ランナウェイ〜愛する君のために (2011年10月期・TBS・木曜21時枠) 脚本 - 羽原大介、八津弘幸 音楽 - 山下康介 演出 - 石井康晴、山本剛義、酒井聖博 プロデューサー - 加藤章一、浅野敦也 主題歌：いきものがかり「歩いていこう」 http://www.tbs.co.jp/runaway2011/

第8話 彼らは無実だ！涙の記者会見と仲間の壮絶な最期…
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サクラがアタルの変わりに娘の手術費用である5000万円を
病院にいる由紀に託そうとするが、そこに来た鬼塚刑事たち
に見つかり捕まってしまう。金も没収され、娘を助ける事が出来ず
に居るアタルの元に、報道でその事実に触れた三人の仲間は
再び東京に戻ってきてアタルをサポートする。

一話の段階で全員が犠牲になり、アタルだけが柳川に助けを
求めるというシーンが描かれていただけに、その事実に向か
ってすりよる流れが演出された。

僅かな時間ではあるが共に逃亡した仲間としての絆が何よりも
深く互いの心の中に刻まれている事が描かれる。

中島が汚職の事実を黙認していたという事で、全ての問題が
解決するかと思っていたけど、刑事殺害に関しては完全否定。
警視庁の公安が色々ともみ消しに走り、その事実を何処まで
明らかにして、警察権力の流れを覆すことが出来るのか。

ネットでの影響力を利用したまでは良かったけど、逆に
ネットの場合反対意見に世論が傾いたときには、刃となって
跳ね返ってくる可能性が有る事も同時にリスクとして存在
している。

今回三人が警察官を人質にとって立て籠もり事件を起こして
しまったことや、龍之介が亡くなった際に、近くにいたのが
アタルという事で、幾らでもアタルに罪をなすり付けるような
状況を作っている感じ。
本当に一連の事件が解決出来るのだろうか。

違和感があったのは記者会見だった。
鬼塚だけが警視庁の対応に異変を感じていたけど、あの流れで
記者達が誰も疑問に感じないハズはなく、かなり違和感がある。
その辺の流れを当たり前のようにして描いてしまう所が、日本の
ドラマの違和感の有る所だ。

どの辺を切り口として警視庁の隠蔽体質を暴いていくのだろう
か。