専業主婦探偵 〜私はシャドウ (2011年10月期・TBS・金曜22時枠) 原作：粕谷紀子『私はシャドウ』(集英社文庫) 脚本：中園ミホ、山岡真介 プロデュース：磯山晶 演出：金子文紀　ほか http://www.tbs.co.jp/syuhutan/

第1話 美しすぎる夫の秘密
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今まで夫・武文に尽くすことこそが自分の幸せだと感じていた
妻・芹菜は、ある時もと子の紹介で知り合った男性・南崎洋と
合コンの帰りに襲われそうになる。その際探偵の陣内春樹に
決定的場面として写真に撮られ、芹菜は何とかその写真を
買い取りたいとするが30万円もするという事で落ち込む。
更に夫は自分のことを見ていない現状を知り、悲しみに暮れて
いると、そこで十島丈二から声を掛けられることになる。

冒頭ではいつもの深田恭子さん的ドラマが展開されるのかと
思いヒヤヒヤするものが有ったけど、見ている内になかなか
面白くなってきた。
深田恭子さんの持つアンニュイな感じが上手く役としてマッチ
している感じがする。

自分から変わらなければならないとする主張も悪くないし、
今までの自分とは一線を画す意味で、特別なメイクを施して
それを切り替えとしている点も悪くない。
ドラマの名目的には夫を振り返らせるというものだけど、
そんな姿を見て自分自身というものを取り戻すだけでなく、
自分の魅力というものに気がついていくというのは、見ていて
も元気になれるものではないかな。

陣内が芹菜に関わる理由付けも上手く出来ていたし、探偵と
してとても軽いエピソードから入った事で、徐々に成長して
行く姿が見られるであろう事も期待できる所である。

しかし今回もと子が連れてきた南崎洋が突然芹菜に襲いかか
ってきたけど、友人ならばそんな人物紹介するなって感じ。
優しくしている裏には、何らかの意図があるのか。それとも
逆療法として別の男性を経験させることで、彼女自身を覚醒
させようとしているのだろうか。

武文と芹菜の父・泰介の関係も気になるな。
単に泰介が再び本社に戻る為に武文は協力しているのだろうか。