専業主婦探偵 〜私はシャドウ (2011年10月期・TBS・金曜22時枠) 原作：粕谷紀子『私はシャドウ』(集英社文庫) 脚本：中園ミホ、山岡真介 プロデュース：磯山晶 演出：金子文紀　ほか http://www.tbs.co.jp/syuhutan/

第5話 夫の携帯は地獄の入口
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芹菜は武文が部長との間に何もなかったと安心している中、
探偵事務所の陣内を訪ねてきた女性・涼音。彼女は陣内が不動
産業社で働いていた時に派遣としてやってきた女性で、恋人
関係になるが、親友の富田がヘッドハンティングされてアメリ
カに行く際に、内緒で二股を掛けていた涼音は一緒にアメリカ
に渡っていた。彼女は陣内に金を貸して欲しいと告げるが、
陣内は冷たくあしらっていく。

今回は探偵事務所の陣内の過去の恋人関係が分かるエピソード
で、現在の位置に居る陣内の事情が明らかにされるものだった。

芹菜の他人を疑わない性格は、これまでの人生に於ける出会
った人々の人の良さに支えられている部分が有るのかも知れな
いけど、誰もが彼女のように人を疑わずに生きられたら、
それはそれで平和な世の中なんだろうけどね。

そんな彼女に陣内が好意を寄せていくのも分かる気がするし、
武文がぞんざいに扱ってしまう理由もイマイチよく分からない。
ドラマの当初は相当芹菜の事をウザがる姿があったにもかかわ
らず、最近の武文は比較的彼女の前で笑顔を見せることが
多いな。

今回は武文がまんまと噂していた様に、突然優しい行動を
見せ始めたことで芹菜が疑いを持つと共に、人を信じること
の難しさを実感させる。

依頼ではないけど、今回の陣内の元彼女である涼音を調べて
いく流れも上手く撮られていたし、今更彼女は金を借りる
という状況の中で、スナックを宝石店だと偽る辺りにちょっぴり
面倒くさい女性心が含まれている様な感じもする。
裏切った男に金を借りに行く行為事態でプライドの全ては
砕けている気がするけどね。

千早自身が積極的に武文を陥れる行為こそ無かったものの、
特に晃に対して激しく否定する姿もなかったという事で、
このピンチをどう切り抜けていくのか。