専業主婦探偵 〜私はシャドウ
(2011年10月期・TBS・金曜22時枠)

原作:粕谷紀子『私はシャドウ』(集英社文庫)
脚本:中園ミホ、山岡真介
プロデュース:磯山晶
演出:金子文紀 ほか

http://www.tbs.co.jp/syuhutan/





第6話 夫と探偵、二人の男が目の前で
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武文が千早と浮気した証拠を見てしまった陣内は、夫を愛して
止まない芹菜に告白できずにいる中、依頼人がやってくる。
武文の会社の同僚である福寿の母親からの依頼で、息子・幸太
郎に近付いてきた女性は悪い女ではないかというものだった。

陣内の芹菜に対する思いの程が切なく写り、あれだけ芹菜に
ダメだしをしていた陣内が随分彼女に思いを寄せているで
あろう姿が描かれた。

武文にしても千早にしても悪気はない流れの中で、一番の
良い収まり処は、武文が千早と結ばれ、芹菜が陣内と結ばれる
というパターンだろうが、芹菜が武文を溺愛している姿を見る
と、必ずしもそれが幸せなパターンであると言い切れない所が
また複雑な感じ。

なんといっても今回は健気さを魅せる芹菜の姿が象徴的に
描かれた。
額の怪我を隠そうとする姿を見ても、弁当のエピソードにして
も、夫のためにゴルフを習う姿にしても、とてもキュンとくる
ような役柄で、周りにいる男性の全てを虜にしていきそうな
役柄。

武文の中にも芹菜に対する相当な思いがあるはずなのに、
一話の頃の冷たい態度の武文の姿は一体何だったのだろうかと
いう気がしてならない感じだね。それは泰介との会話の中に
出てきた"2年前のあのこと"と関係しているのかどうか。

会社関係の流れは、取りあえず暫く展開が進むのを見守る
しかない。左遷されたような泰介に今の新山を潰して復権
するだけの立場にいるのかイマイチよく分からないところが
あるな。

それにしても今回依頼人の福寿の母親は、何処をどう思って
息子の彼女が悪い女だと感じたのだろうか。

浅葱芹菜 …… 深田恭子 (29歳、専業主婦)
浅葱武文 …… 藤木直人 (35歳、ひばり証券)
陣内春樹 …… 桐谷健太 (30歳、JJ探偵事務所)
十島丈二 …… 古田新太 (?歳、美容室、メイク術にも長ける)
戸倉もと子 …… 芦名星 (29歳、出版社)
新山晃 …… 遠藤憲一 (50歳)
新山千早 …… 石田ゆり子 (40歳、ひばり証券・部長)
藤元泰介 …… 小日向文世 (57歳、証券会社・子会社出向)

幸田文則 …… 日野陽仁 (ひばり証券・上司)
福寿幸太郎 …… 長谷川朝晴 (ひばり証券)
松島洋輔 …… 渡辺邦斗 (ひばり証券)
鶴田実 …… 小山圭太 (ひばり証券)
吉永久栄 …… 吉田桂子 (ひばり証券)
梶木圭吾 …… 丸山智己 (投資銀行部からIR部に異動)
徳丸秋子 …… 植木夏十 (清掃会社・芹菜の先輩)

町田由香 …… ちはる (幸太郎)
福寿和子 …… 青木和代


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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