専業主婦探偵 〜私はシャドウ
(2011年10月期・TBS・金曜22時枠)

原作:粕谷紀子『私はシャドウ』(集英社文庫)
脚本:中園ミホ、山岡真介
プロデュース:磯山晶
演出:金子文紀 ほか

http://www.tbs.co.jp/syuhutan/





第9話 最終回!私が救いたいのはあなた!
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芹菜は自分の父親が武文を脅して責任を取らせていた事を知り
彼の前から居なくなるが、武文は彼女との思い出の場所に
向かうことで彼女と再会し、そこで武文は全てを告白する。
そんな状況の中でも、武文が勤めているひばり証券の買収話
は着々と進行しており、それを主導する常務は、名簿を持って
いなくなった武文の姿を探偵を使って探し回らせていた。

陣内が都合良く核心的な場所に現れすぎるところとか、変装
している芹菜に気がつかない武文の盲目さとか、多少目をつ
ぶるべきところに目をつぶれば、ドラマとしては面白く描か
れていたと思う。

ドラマとして違和感を無くし整合性を図る意味で、武文の浮気
した事実と対照的に、芹菜側にも一応のキスシーンなりを
引き合いに出した辺りは、そんな臭いを払拭するよう上手く
出来ていたのではないか。

自分が守っていたのではなく、逆に身近なところで常に守られ
ていたと分かっていったりするところも、芹菜の成長だけでな
く、武文の変化として上手く伝わってくる物があったし、最後は
陣内の頬を抓り返す辺りも、彼女の成長具合を知ることが
出来た。

千早の存在や陣内の存在など、芹菜と武文の関係の中に割って
入る存在の絶妙な感じがドラマとしては上手く機能していた。
最後にやっぱり芹菜と武文は一緒になるべきだとする安堵感
の中にも、切なさ・ほろ苦さを上手く感じるような流れで、このドラマ
の良さにも繋がったと思う。

浅葱芹菜 …… 深田恭子 (29歳、専業主婦)
浅葱武文 …… 藤木直人 (35歳、ひばり証券)
陣内春樹 …… 桐谷健太 (30歳、JJ探偵事務所)
十島丈二 …… 古田新太 (?歳、美容室、メイク術にも長ける)
戸倉もと子 …… 芦名星 (29歳、出版社)
新山晃 …… 遠藤憲一 (50歳)
新山千早 …… 石田ゆり子 (40歳、ひばり証券・部長)
藤元泰介 …… 小日向文世 (57歳、証券会社・子会社出向)

幸田文則 …… 日野陽仁 (ひばり証券・上司)
福寿幸太郎 …… 長谷川朝晴 (ひばり証券)
松島洋輔 …… 渡辺邦斗 (ひばり証券)
鶴田実 …… 小山圭太 (ひばり証券)
吉永久栄 …… 吉田桂子 (ひばり証券)
梶木圭吾 …… 丸山智己 (投資銀行部からIR部に異動)
徳丸秋子 …… 植木夏十 (清掃会社・芹菜の先輩)


GS店員・亀吉 …… 小松和重
社長 …… 鳥越俊太郎
部下・池田 …… 徳秀樹
秘書室長 …… 桜井聖
探偵・松本 …… 大浜直樹
警備員 …… 秋山竜次


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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