幸せになろうよ (2011年4月期・フジテレビ・月曜21時枠) 脚本 - 井上由美子 / 古家和尚 プロデューサー - 村瀬健、菊地裕幸 演出 - 澤田鎌作、松山博昭  http://www.fujitv.co.jp/shiawase/index.html

第6話 好きって言っちゃった…動きはじめた恋
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純平は春菜に告白する。

翌朝、裸で寝ていた純平は昨晩のことが思い出せない。
布団には上野の姿があった。昨日俺は何をしていたのか?と
問うと、告白したが相手は何も言わずに帰った事を泥酔しなが
ら話していたという。しかしそれが何処の誰なのか一向に口を
閉ざしていたとの事。

一方柳沢家でも、早苗が春菜の事を調べた結果、B-ringに登録
してそこの男性と付き合っている事が判明したことを、父・匠悟
や優次に語っていた。朝、優次はその事を問いつめようとするが
父がそれを止める。

出かけ際に、純平は美津枝から昨日みゆきから電話があった事
を聞かされる。しかし純平はそれを聞いても思ったほど動揺
しない自分が居ることに気がつく。春菜に告白したことで過去
を乗り越えたのか?

会社に着くと、純平は池袋支店のエース・麻生が社内規約違反
で退社した事を聞かされる。会員の女性と熱愛が発覚したのだ
という。純平も気をつけた方が良いとまりかは告げる。

そんな中純平は上司の河原から呼び出される。
矢代に続いて春菜が退会した事に対してどういうことだと問い
詰められる。矢代の件は純平が会員の私生活を調べた規則
違反である事も指摘される。春菜に対して小松原に振られた
後、すぐに相手を紹介すれば良かったのだと言われる。
全支店の中でワーストの成婚率だった事で、河原が苛立って
居ることが分かる。

矢代は妻・聖子との関係に集中し、事務所を今月で閉め、聖子
の兄・遠藤とその父の経営する弁護士事務所に合流する事を
報告する。

まりかは春菜に電話すると、退会を取り消ししてくれることを
約束させる。今日改めて相談に来ることを純平に告げると、
純平は動揺するのだった。彼女とどんな顔をして会えばいいのか。

まりかと純平は、春菜が来ると別の人を紹介する。
次々と候補者のファイルを見せて紹介するまりかに対して、純平
はあら探しとばかりに欠点を指摘。それを見たまりかは、どう
いうつもりかと純平に迫る。そこに上野もやってくる。
上野は紹介して貰った女性から返事が来ない事を知って激怒
する。曖昧な態度は逆に迷惑だと語る。それを聞いた春菜は
今日は帰るとして会社から出て行ってしまう。
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結婚相談所で担当する客に恋をする純平は、ついに自分の気持ち
が抑えきれずに告白する。
困惑する春菜からはなかなか返事らしきアクションがなく、
沈黙自体が返答なのではないかと考える中で、春菜からある
お願いをされていく。

ついに1桁台の視聴率になってしまった今期の月9ドラマだけど
相当苦悩しているのかプロット協力する人物が新たに二人
投入された。
原案が井上由美子さんだけど、一話以降その姿を見せない所
は古家和尚さんに丸投げなのか。

ただそのお陰かどうかは分からないけど、少しずつ展開自体は
面白くなっている。
それもドラマとしての醍醐味である告白する流れが演出された
し、主人公の二人が上手く行きかけそうになると共に、過去の
人物が如何にも足を引っ張るとばかりに台頭し始めたからで
あろうか。

上野との絡みが相変わらず野暮ったさを感じたり、小松原の
役割が完全に終息してしまった感じで、連続的に小林きな子
さんを登場させているところを見ると、この二人をぶつけて
結ばせるで有ろう事は明らか。

優次が何故春菜の件でやたら目くじらを立てているのかなと
思えば、見栄っ張りの男の子の様で、落ちぶれた父親の存在
とは逆に幼い頃の輝いていた父親像の姿を今でも引きずり、
ブルジョワ感が抜けない青年を演じている様子。

まりかの態度を見ると、純平と結ばれたいとする気持ちが
全く見えない中でやたらと絡もうとしている所が気になる。

取りあえず嵐の前の静けさということで、シミュレーション
デートと称して愛を育んでいく二人のシーンはなかなか上手く
出来ていたと思う。