幸せになろうよ (2011年4月期・フジテレビ・月曜21時枠) 脚本 - 井上由美子 / 古家和尚 プロデューサー - 村瀬健、菊地裕幸 演出 - 澤田鎌作、松山博昭  http://www.fujitv.co.jp/shiawase/index.html

第8話 ゆれる想い…一番たいせつな人は誰?
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突然元彼女のみゆきが純平の家にやってきて、純平の傍にいた
いと抱きついてくる。純平は取りあえず話をしようとして、
椅子に座らせ、上野を電話で呼び出す。
上野はまりかと一緒にいたために彼女も共にやってきてしまう。
まりかはみゆきが純平の元彼女だと知って、普通自分が振った
元彼の家に上がり込むなんて常識外れだと非難。純平に対して
も、さっさと帰る様促すべきだと語る。
そんな中、純平に春菜から電話が鳴るも、それに出ることは
出来なかった。留守録には少し声が聞きたくなったので電話
したと吹き込まれていた。
みゆきは夫の渡辺は現在出張中だとし、一人で居ることが
辛かった事を語る。みゆきは今晩はビジネスホテルに泊まる
と告げると、上野が送っていくことになる。結局何を思い詰め
ていたのか聞き出すことは出来なかった。そして春菜からの
電話もすっかり忘れてしまう。

翌朝、矢代は妻の聖子がいつも通りの態度を見せていることに
驚きを見せる。

純平は上司の河原から、柳沢にはお見合いイベントの全てに
参加して貰えと言われる。柳沢と上野の見合いの件は、上野
が不真面目な態度ゆえに別れた事を報告すると、それを聞いて
いたまりかは、一番不真面目で不誠実な事は誰なのか?と
これ見よがしに語る。

矢代は聖子の通う病院にいくと、出産前にDNA鑑定をしてくれ
ないか頼むも、医師から断られる。
矢代が病院のベンチで落ち込んでいると、純平の母で看護師を
している美津枝が声を掛ける。いつも順調に歩んできたので
辛い時期が有る事は初めてだという矢代。いつかまた笑える日
が来ると美津枝は語る。

その頃、匠悟は純平に言われた事が聞いたのか就職活動で
歩き回っていた。それなりに名の売れたデザイナー故に、面接
官も下手な仕事は任せられないとして戸惑ってしまう。

まりかは会社の入り口でみゆきの姿を見る。
純平の職場を見てみたかったという彼女。更に間髪入れずに
春菜がやってくる。
まりかは春菜に対してライバルである事を宣言。その上で
元彼女が純平の周りをウロチョロしているので注意した方が
良いと語る。昨日も家に上がり込んでいた事を話してしまう。
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純平の元に夫婦関係が上手く行っていないみゆきが、突然
やってくる。みゆきと関わっていくウチに、徐々に春菜と
逢うタイミングを失いすれ違いが起きていく。

如何にもドラマらしい展開だけど、みゆきが純平の幸せを
邪魔しに来たとしか思えない話だった。
そんな簡単なことで立ち直るのならば、邪魔しに来るなと
言いたくなるものが有ったし、誰にでも優しい人は優しく
ないとするみゆきの主張も有る意味よく分かるような展開が
用意された。

純平の曖昧な態度を見ていると、正直主人公になかなか感情
移入が出来ず、この人物が格好良いとも思えない。その割に
三人の女性に囲まれ、実に納得感の行かない所がある。

凄いのは聖子の夫に態度があからさまだった事だけど、これって
矢代が今までしてきた事への仕返しなのか、それとも元々
聖子の性格の悪さが災いしているのかよく分からない所が
有る点。

矢代は弁護士なのだから、聖子やその父親達に正当な手段で
復讐するくらいの気構えをみせて欲しいところだけど、
階段から落ちたのは自殺なのか、それとも天然なのかよく
分からないものが有った。