幸せになろうよ (2011年4月期・フジテレビ・月曜21時枠) 脚本 - 井上由美子 / 古家和尚 プロデューサー - 村瀬健、菊地裕幸 演出 - 澤田鎌作、松山博昭  http://www.fujitv.co.jp/shiawase/index.html

第10話 もう会わない…
--------------------------------------------------------
春菜が病室で矢代と抱き合う姿を見て、純平は春菜に矢代の
傍にいて挙げて欲しいとつげ、自分はアドバイザーでしか無か
った事を語る。

優次は春菜の様子がおかしい事に気がつく。更に最近父も
自分たちに内緒で何かをしている事を気にしていた。

純平は仕事を引き継ぎの前に、精一杯自分の担当する客を
結びつけようと努力する。今度行う合同お見合いの為のシミュ
レーションを行う。まりかは純平に話しかけ、春菜との関係
を尋ねると純平はあっさりと別れた事を語る。

まりかは自分の担当している上野に対して純平が春菜と別れた
事を話す。しかし純平の姿は落ち込んでいる姿がないという。
小松原は純平に会うと、本当は純平にこの仕事を辞めて欲しく
ないと告げ、しかしそれでも春菜のために決心したのであれば
応援すると告げる。

まりかは純平に対して、春菜と別れたことを所長に言わないの
か?と尋ねるが、これは自分の中のケジメであるのでいずれに
しても辞めるという。この件は所長には言わないで欲しいと。

純平の元に春菜から電話が鳴るも純平は出る事が出来なかった。
純平はもう春菜とは連絡を取らないと決めるも、そんな矢先に
春菜から会社に会いに来る。春菜は昨日のことを話したいと
訴えるが、純平は矢代の事を関係ないとし、あくまで自分の
ために別れるのだと告げる。
純平はアドバイザーとして二人の幸せを願っていたのだから
これで良いんだと自分に言い聞かせる。
--------------------------------------------------------

純平は春菜と別れを告げ、最後に残されている仕事を片付けて
行こうとする。しかしアドバイザーとして客に掛けている言葉
は自分にも当てはまるものだと言われて、純平は今更ながら
自分が幸せになるために動き始める。

まぁドラマなのでここまで追い込まれないと自分の気持ちを
なかなか出そうとしない主人公の姿というのも分かるし、
いざ気持ちを出そうとしたところで相手は別の男性とくっつき
そうだとする状況・身から出た錆的な展開が用意されている
所も、ドラマらしい部分かも知れない。

徐々に人としての繋がりやら関係性が発揮されるという事で
私生活でも付き合いが出始めたまりかとか小松原との関係が
面白く機能しているので、ヤキモキする展開の中にも有る程度
安定して見ていられる部分がある。

二人を別れさせようとして動いているはずのまりかが、損な
役割を見せる事で、純平の事を非難しているハズの彼女自身が
アドバイザーとしてのスキルを身につけてしまっている辺りが
笑えるところ。

ようやく美津枝と匠悟に互いの子供たちが愛し合っている
事実が伝わったことで、家族からの後方支援は、二人の間に
どのように影響を及ぼすのか。

しかしパーティー会場での小松原の怪しい行動を見ると、
大谷英子さんは彼の何処に惚れたのだろうか。