シマシマ
(2011年4月期・TBS・金曜24時枠)

脚本:牧野圭祐、谷岡由紀、大林利江子、野高みゆき
音楽:仲西匡
チーフプロデューサー:伊與田英徳、杉山剛
プロデューサー:前田菜穂、新井順子
演出:湯浅典子、浜弘大

http://www.tbs.co.jp/shimashima_fb/



第4話 30を越えた女の恋愛の仕方
--------------------------------------------------------
ガイはシオの部屋に行くと、兄から渡された鍵を使って中に
入り涙している彼女の姿を目撃する。
ガイは平行線の関係を破り彼女にキスする。

久しぶりに熟睡したシオは気分良く朝を迎える。
昨日の事は夢だったのか。しかし台所から聞こえる包丁の音で
現実だと悟る。自然に会話してくるガイの姿に、彼は昨日の
出来事を無かったことにしようとしているのか。
シオはどうして部屋に入ってこられたのか問うと、兄から鍵を
返すよう渡された事を話す。まだ非常事態に備えて持っておく
と言ってシオには返さないガイ。

シープのスタッフが給料を取りにシオの家にやってくる。
その中にランの姿もあった。ランはシオが昨日眠れた事を知り
ガイと添い寝したのか疑う。

シオは今日から仕事復帰。眠れただけで体が軽いことを実感
している彼女は、益々シープの仕事の重要性を悟る。
そんな中、アートディレクターの
永井菖子(38歳)からの依頼が
舞い込む。菖子と会い話をするシオ。
仕事としては成功を収めている彼女も、女としては置いてけぼり
だと告げる彼女。菖子のシープには、リンダを担当させる事に
なる。

--------------------------------------------------------

シオはガイにキスされた事で、久しぶりの快眠を果たす。
そんな中、シープの客・永井菖子から依頼が来る。
彼女は仕事に成功するが、その影で男性からのプロポーズを
蹴り婚期を逃した事で眠れる日々を過ごすキャリアウーマン
だった。

久しぶりにエピソードが締まった感じの話だった。
やはりシープの客の心の悩みが上手く現れ、それをスタッフ
の一人が解決していくという流れが有ると、安定する物が
有る。更に今回の依頼人は、立場的にもシオと共通する部分が
多いこともドラマに説得力を与えている。

自分にとって一番の幸せとは何なのか。
人生の選択に於いて仕事を選んだことに対して後悔している
女性に、今一度仕事を選んだ時の気持ちを喚起させて、上手く
軌道の修正を図る。

シープとして派遣される人物は、依頼人と性格や話題、方向性
がかち合わないと、この手のエピソードは上手く機能しない話で、
そういう意味では今回、リンダが崇拝していたデザイナーとの
接近と言うことで上手く纏まりを見せた。ただこういうネタは
何度も使えるものではないからね。

シオを巡ってガイとランが密かに鍔迫り合いをしている現状
だけど、ランがガイの気持ちを後押しする為のキャラクターで
あることは明らかだし、問題はシオが響の弟だと知っても
ガイに感情を向けていくのかという事。年齢差も11歳と大きく
大学生を相手に恋愛感情を向けていくのか。

箒木汐(32):矢田亜希子 ("シオ"アロマエステのオーナー)
珠蕗涯(21):三浦翔平 ("ガイ"ストライプ・シープ。大学生)
双葉蘭(22):菊田大輔 ("ラン"父の居酒屋「ふたば」を手伝う)
林田竜胆(21):鈴木勝大 ("リンダ"ガイの同級生で理工学部の大学生)
真菰修二(20):福士蒼汰 ("マシュ"大学生。無口な文学少年)
双葉柊:駿河太郎 (居酒屋双葉)
富士撫子:小林優美 (アロマエステ「グリーン」のスタッフ)
双葉芹:堀井新太 (居酒屋双葉)

白金楓:中井美穂 (エステ「グリーン」)
柳原桂太郎:石井正則 (アロマエステ「グリーン」経営者)
珠蕗響:清水友範 (シオの元夫、ガイの兄)


永井菖子:小島聖 (38歳、アートディレクター)
ゆかり:粟田麗 (菖子の友人、二児の母)

川井つと、曽川留美子、望月広子


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system