シマシマ
(2011年4月期・TBS・金曜24時枠)

脚本:牧野圭祐、谷岡由紀、大林利江子、野高みゆき
音楽:仲西匡
チーフプロデューサー:伊與田英徳、杉山剛
プロデューサー:前田菜穂、新井順子
演出:湯浅典子、浜弘大

http://www.tbs.co.jp/shimashima_fb/



第5話 恋のブレーキとホントの自分
--------------------------------------------------------
シオは今日も眠れず、朝から目の下のクマをメイクで落とす。
昨日ランから平行線の関係を辞めないかと言われたこと。
返答に困っているシオに対して、ランの事で悩んでいるのでし
ょう?と問い、自分は何時までも待っていると語る。

ガイがシープの仕事に来なかったとして、客の
間宮さくら(33
歳)
の元からクレームが入り、シオは謝罪に行く。さくらの元
には10歳年下の彼氏・
高橋がやってきて仲良さそうに話す姿を
見るシオ。幸せそうなのに何故眠れないのだろうかと考える。

シオはガイと会うとシープに行かない理由は何か?と問う。
これ以上任せられないとして仕事はリンダかマシュに回すとす
るが、リンダは現在永井菖子の元でアート関係のアシスタント
として掛け持ちしていた。ガイはシオに対して、ランとの関係
はどうなのか?と問い、二度とこんな事はないからと謝罪する。

20代の女性は肌の曲がり角。30代の女性は女の曲がり角。
年下の彼とジェネレーションギャップを感じ、若さを保つ為に
努力する。気がつくと誤魔化すことが上手くなり、本当の自分
を見失っていく。

ランはガイに会うと、自分はシオに気持ちを伝えたことを語り
考えているだけでは何も変わらないと忠告される。
ガイはすれ違う際にシオの部屋の鍵を落としてしまうが、拾った
ランから必死になって鍵を取り返す。

--------------------------------------------------------

年下の彼と付き合う間宮さくらは、彼氏が付き合った途端に
連絡を寄越さなくなり、積極的に関係を求めなくなったことに
不安を示す。自分に努力が足りないのではないかとして、
若さを保つために益々自分を誤魔化していく。

シープでのやりとりが、そのままシオとガイの関係に当てはまる
辺りの流れは良くできていると思う。

客であるさくらは年上である事に焦りを感じているけど、
ガイは全く正反対に、年下である事に焦り、ライバルである
ランの存在に焦り、兄の婚約者であるシオとの関係を模索する。

必要以上に見栄を張る必要はないけど、誰でも好きな人との
関係に於いては自分を良く見せようとするものだろうし、
なかなかその辺を割り切るのが難しそうだ。

仕事でも成功を収めているさくらはもう少し自信を持っても
良いのではないかと思うけど、これもまた他人にはなかなか
理解できるものではないのかな。

クールなランがガイの告白によって焦りを見せる所など
なかなか興味深いものが有った。

箒木汐(32):矢田亜希子 ("シオ"アロマエステのオーナー)
珠蕗涯(21):三浦翔平 ("ガイ"ストライプ・シープ。大学生)
双葉蘭(22):菊田大輔 ("ラン"父の居酒屋「ふたば」を手伝う)
林田竜胆(21):鈴木勝大 ("リンダ"ガイの同級生で理工学部の大
学生)
真菰修二(20):福士蒼汰 ("マシュ"大学生。無口な文学少年)
双葉柊:駿河太郎 (居酒屋双葉)
富士撫子:小林優美 (アロマエステ「グリーン」のスタッフ)
双葉芹:堀井新太 (居酒屋双葉)

白金楓:中井美穂 (エステ「グリーン」)
柳原桂太郎:石井正則 (アロマエステ「グリーン」経営者)
珠蕗響:清水友範 (シオの元夫、ガイの兄)


永井菖子:小島聖 (38歳、アートディレクター)
間宮さくら:笛木優子 (33歳、輸入雑貨店オーナー)
高橋:片岡信和 (23歳、さくらの彼氏)

松嶋初音、安田奈央、本田翼


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system