シマシマ
(2011年4月期・TBS・金曜24時枠)

脚本:牧野圭祐、谷岡由紀、大林利江子、野高みゆき
音楽:仲西匡
チーフプロデューサー:伊與田英徳、杉山剛
プロデューサー:前田菜穂、新井順子
演出:湯浅典子、浜弘大

http://www.tbs.co.jp/shimashima_fb/



第10話 新しい朝の始まり
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ランはシオに会うとミラノには行かず、これからもずっと一緒
にいると告げる。しかしそれを聞いたシオはランに別れようと
告げ、諦めるなんて言葉は使って欲しくないという。今まで
ありがとうとし、こうするのがランの為であり互いのためだと
シオは考える。

リンダは菖子に振られたことで意気消沈する中、ガイの元に
一通の手紙が届く。なんと就職試験の採用内定通知だった。

ランは兄・柊の店に行くと、柊からはそんな事をシオに言って
ホントに喜ぶと思ったのか?と問われ、覚悟を決めなさいと言
われる。

一方シオは白金と新店舗の契約を結ぶ。
白金はシオに対して、離婚して苦しんだ貴方だからこそ、女性
を癒せると思い任せられるのだと語る。シオは今の店を撫子に
託す。

シオの元に再びランが現れると、彼はシオにミラノに一緒に
付いてきて欲しい事を語る。来週の月曜日に日本を発つので、
空港で待っていると告げる。シオはそれを聞いて、そういう所
が疲れるのだと語る。
ガイはシオに電話すると、内定通知を貰ったことを語る。
建築関係の仕事だとし、今まで父親の仕事を見てきたから、
この仕事を選んだ事を語る。少し不安だと言うが、シオはガイ
ならば出来ると励ます。ガイは勤務地が大阪である事を話す事
が出来なかった。

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シオはランの夢を壊したくなくて、別れを告げる中、マスコミ
によって風俗だとして取り上げられたストライプシープの仕事
を辞めることを決意する。

若い子の夢をつみ取らないために、シオがランに対して厳しい
言葉を投げかけることで別れを演出する。
今まで年下を感じさせないほどの包容力を見せていたランも
混乱して、ミラノには行かないと行ったり、一緒について来て
くれと言ったり迷走する姿が描かれる。

特にこれと言ったこともなく、一話の頃から予想している様な
展開が進行されたような気がする。

シープの仕事は決して風俗ではないとか、女性はただ男性に
傍にいて欲しいとする辺りは、分からないでもないけれど、
別に男性だ女性だと限定するものではなく、男性だってただ
女性に傍にいて欲しい時は有るだろうと小一時間。

20歳と30歳の恋という事で、今時の年齢差の有る恋愛のシチュ
エーションを描いた物だけど、矢田さんが若く見える事もあって
それ程の違和感はなかった。相手もアルバイトとはいえ
働いている身だしね。逆に男性側の若さというものがあまり演出上
加味されず対等過ぎた印象もあり、もう少しその辺で頭を悩ませて
も良かったのかも知れない。

シオの迷走具合も見て取れるけど、一度ランの存在で癒され、
シオ自身が眠れてしまった事もあり、その後のガイのエピソードは、
やや歯切れが悪くなってしまったかな。

箒木汐(32):矢田亜希子 ("シオ"アロマエステのオーナー)
珠蕗涯(21):三浦翔平 ("ガイ"ストライプ・シープ。大学生)
双葉蘭(22):菊田大輔 ("ラン"父の居酒屋「ふたば」を手伝う)
林田竜胆(21):鈴木勝大 ("リンダ"ガイの同級生で理工学部の
大学生)
真菰修二(20):福士蒼汰 ("マシュ"大学生。無口な文学少年)
双葉柊:駿河太郎 (居酒屋双葉)
富士撫子:小林優美 (アロマエステ「グリーン」のスタッフ)
双葉芹:堀井新太 (居酒屋双葉)

白金楓:中井美穂 (エステ「グリーン」)
柳原桂太郎:石井正則 (銀行・融資担当?)
珠蕗響:清水友範 (シオの元夫、ガイの兄)


永井菖子:小島聖 (38歳、アートディレクター)
珠蕗椿:仁科亜季子 (ガイの母)
白沢綾:西川史子 (客)


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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