新・警視庁捜査一課9係 (2011年7月期・朝日・水曜21時枠) ゼネラルプロデューサー：松本基弘 プロデューサー：島川博篤、金丸哲也、丸山真哉 脚本：ハセベバクシンオー(1)、深沢正樹、真部千晶、波多野都、瀧川晃代、岡崎由紀子、伊藤洋子 監督：杉村六郎(1)、吉田啓一郎、長谷川康、田村孝蔵 音楽：吉川清之 http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari/

第1話 消された女刑事
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公園で女性の遺体が発見される。
死亡推定時刻は昨晩10時から11時。後頭部に打撲痕が有ること
から脳挫傷による死因ではないかと、新人刑事・新田哲男は、
新たに9係の係長で主任になった青柳に報告する。
遺体の髪の毛に何ら付着物が見つかる。

関東監察医務院の早瀬川真澄の元に行くと、現場での所見通り
の死因だとし、ただし死斑から別の場所で殺されて運ばれてき
たものだと語る。胃の内容物は、米飯、鶏肉、焼いた卵だった
事を聞かされ、オムライスかチャーハンでも食べたのか?と
疑う。

被害者は水嶋明美(30歳)だと判明。窃盗罪の前科と離婚歴が
有る。六本木クラブRAYでホステスをしていた。

元夫である三宅智之に話を聞きに行くと、すぐに智之の母・
春子がしゃしゃり出てきて、息子はあの女とは関係ないとし
もう逢っていない事を告げる。春子によると、あの女は子供
を育てられず無責任な女である事を語る。

クラブRAYに行き、彼女のロッカーから顧客名簿を手に入れる。
浅輪と志保は帰りに、14係に異動した村瀬と涼子とバッタリ
逢う。
一方倫太郎と新田は朱実のアパートにいく。そこでカレンダー
の7月3日に印が有ることに気がつく。またレシピが書かれた
紙が置いてある事に気がつく。倫太郎は新田に言って、この
レシピの材料を買っておくよう指示する。
9係に戻りレシピ通りに"肉じゃが"を作ると、甘い味である事
が判明。どのレシピを見ても甘い仕様だという。プリンのレシ
ピも何だか不自然だという。

直樹は新田を連れて倫子が働く店にいく。そこでレシピを見せる
と卵が使われていない事が判明。もしかすると明美の子の
博之は卵アレルギーではないか?と疑う。
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公園で殺害されたホステスの女性・水嶋明美。
夫と子供の親権を争い、夫の母親と1千万を貯めたら子供の親権
を渡さなくもない事を言われる中、その金が手に入りそうだっ
た事を知る。
そんな中、9係の捜査の行く先に検挙率no.1の14係の村瀬と
涼子の姿がある事が気に掛かっていく。

いよいよ新シーズンという事で、人事の異動が気になるもの。
村瀬が14係に昇格した事で、9係に新人の刑事が赴任。
そして村瀬の変わりに青柳が9係の主任に昇格して、これまで
コンビを組んでいたメンバーに若干の変化が与えられた。

しかし展開を見ていくとまた来週から同じ元通りのメンバー
っぽいし、初回だけのお遊びだったのかな。

事件以外にも村瀬と志保の関係を使って、志保をいじくり回し
て嫉妬させたり激怒させたり、また倫子の存在を上手く利用
した流れが存在した。

肝心の事件に於いては若干神経質なシナリオで、最後は細かく
動機付けが為されていた感じ。
親権の件に於いて、父親側は子供に固執するものが有るのか
どうかイマイチよく分からず、またホステスしている母親
に前科が有ることを考えると、裁判になれば正直親権争いに
於いてはどう考えても母親側には引き渡されない気がする。

子供のために汚いことをしたのかも知れないけど、なんとなく
その性格やら犯罪の度もキツ過ぎて、子供に母親と一緒に過ごす
事が本当に幸せなのかどうかよく分からない感じがしてくる
内容だった。

また最後に殺害現場を特定していくが、ルミノールで血痕を検出
した後、付着物の照合をしていたけど、単に血痕のDNAを照合すれば
良いだけのような感じもする。

料理を捜査のポイントとして描く所は、このドラマにありがち
だけど面白い着眼点だなと思う。それこそ倫太郎しか目を付け
ない部分だよなぁ。

鑑識に米山さんが出てきたのは笑った。この辺はキャラの使い回しは
テレ朝の強みだね。出来れば海外ドラマ「CSI」みたいに、クロスオーバー
して「相棒」や「遺留捜査」なんかと合同捜査して欲しいですな。