新・警視庁捜査一課9係
(2011年7月期・朝日・水曜21時枠)

ゼネラルプロデューサー:松本基弘
プロデューサー:島川博篤、金丸哲也、丸山真哉
脚本:ハセベバクシンオー(1)、深沢正樹(2)(3)、真部千晶(4)
波多野都、瀧川晃代、岡崎由紀子、伊藤洋子
監督:杉村六郎(1)(2)、吉田啓一郎(3)(4)、長谷川康、田村孝蔵
音楽:吉川清之

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari/





第5話 美食の殺人
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小料理屋の店主、古野(大高洋夫)の遺体が店で発見された。青柳
(吹越満)は、従業員の桜(井上和香)がカウンターにあった100円ライター
を隠すようにしまうところを目撃。証拠品として没収し、ライターに書か
れたすし店を訪ねて所有者を捜す。一方、加納(渡瀬恒彦)は、古野の
店のお薦めメニューにあった「ふるさと汁」に疑問を抱く。古野の創作
料理だというその料理を加納は自ら作り、桜と桜の行きつけの喫茶店
の店主、葉子(長野里美)に試食してもらう。だが本物は秘伝のだしを
使っているらしく味が違うと言われる。事件当夜、すし店の従業員の
本城(福井博章)が古野の店から出てくるところを目撃され、例のライ
ターから彼の指紋が検出される。

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小料理店で大将の古野太郎が殺害される。
人付き合いが苦手でとても厳しい人だったというが・・・

後頭部を鈍器で殴られていること。そして青酸性の毒物を
混入されて殺害されていること。
プロファイルの世界では毒物を使った犯罪は女性的だと言われ
るけれど、まさに登場人物/捜査線上には女性が多かった。

痴情の縺れなのか、金の問題なのか。

結果的に痴情の縺れだけど、随分と大将の過去やら田舎の出身
地まで遡った話で、料理に引っかけて容疑者に目を向けていく
という面では少々強引さを感じる。ふるさと汁なんて何処に
でもあるような名前の料理に着眼点を向けるだろうか。

登場人物達が実に性格不器用な人たちが多く、互いに気持ちが
伝わっていない事が多い。これは9係の人たちの間にも言える
ことなのか。例によって倫太郎がまとめ役を果たす辺りが
今回は一貫している。

大将の事を疑似的な親子関係であると見据えていたとすると、
大将の真嶋桜への気持ちというのは、ちょっぴり空振り気味で
切ない感じがする。しかし桜の事を大将は何故弟子として
雇い入れたのかな。

加納倫太郎 …… 渡瀬恒彦 (9係・警部)
浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (9係・巡査)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (9係・巡査部長)
青柳靖 …… 吹越満 (9係・警部補)
矢沢英明 …… 田口浩正 (9係・巡査部長)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (9係・警部補)

早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (東京都監察医務院に勤務する監察医)
石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)
矢沢早苗 …… 畑野ひろ子 (漫画家・長男福太郎)
垣内妙子 …… 遠藤久美子 (クラブ歌手)

新貝文規


古野太郎 …… 大高洋夫 (小料理店"ふるさと")
真嶋桜 …… 井上和香 (姉)
本城篤志 …… 福井博章 (椿鮨・料理人)
佐々木葉子 …… 長野里美 (喫茶店)
チカ …… 山本ひかる (妹、ギャル系ファッション誌)

浜幸一郎内田三香子崔哲浩


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