新・警視庁捜査一課9係
(2011年7月期・朝日・水曜21時枠)

ゼネラルプロデューサー:松本基弘
プロデューサー:島川博篤、金丸哲也、丸山真哉
脚本:ハセベバクシンオー(1)、深沢正樹(2)(3)、真部千晶(4)
波多野都(6)、瀧川晃代(5)、岡崎由紀子、伊藤洋子
監督:杉村六郎(1)(2)、吉田啓一郎(3)(4)、長谷川康(6)、田村孝蔵(5)
音楽:吉川清之

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari/





第6話 秘密の部屋
--------------------------------------------------------
商社員の坂本(本間剛)が何者かに刺殺された。凶器が現場に残
されていたペーパーナイフであることが判明。さらに、坂本の
唇からはマンゴーの果汁入りの口紅が検出される。坂本が髪の
長い女性ともめていたとの証言が得られたことから、愛人の
存在が浮上。加納(渡瀬恒彦)ら9係はマンゴー入りの口紅を
使用していた女性を追う。やがて、坂本が口紅を旅客機の機内
販売で購入していたことが判明する。口紅を売ったという客室
乗務員のえりか(宮地真緒)の話によると、坂本は妻のためにと
購入し、同行者はいなかったという。そんな中、凶器のペーパ
ーナイフが坂本の妻、奈津江(吉田羊)の物であることが分かっ
た。だが奈津江は犯行を否認する。

--------------------------------------------------------

江東区潮見埠頭でクローバー商事の企画室長・坂本晋平が
鋭利な刃物で刺されて亡くなる。
船底にはペーパーナイフが落ちていたことから、これが凶器
だと判明。被害者の爪には皮膚片が残されており、唇には
マンゴーの臭いのする口紅が付いていた。果たして犯人は
誰なのか。

調査していくウチに、被害者の人物像が浮かび上がり、被害者
によって会社でパワハラを受けて自殺していた社員の存在が
明らかになっていく。

口紅の件、そしてペーパーナイフの件は完全にミスリードを
誘発するために使われたアイテムであり、その容疑を妻に
向かうよう脚本家が組み立てたものだった。

ドラマとして代議士が絡んでくる辺りの展開は、相当強引で
奇抜さを伴うものが有ったし、ライブエースというペーパー
カンパニーの名前を聞いただけで、捜査官がピンと来てしまう辺りの
設定は少々強引に感じられた。またえりかと坂本の接点も偶然
とはいえ、ちょっとあり得ない度の高いものが存在する。

中田孝介と二村吉弘の繋がりも、サプライズ感はあるけど少々強引
かな。

青柳が似顔絵を意図的に仲間に見せない辺りの"小ささ"とか
面白く描かれているし、今期に入って倫太郎がやたらと娘に
接触を持とうとしている辺りは、これまでのシーズンにはない
展開だよね。

加納倫太郎 …… 渡瀬恒彦 (9係・警部)
浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (9係・巡査)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (9係・巡査部長)
青柳靖 …… 吹越満 (9係・警部補)
矢沢英明 …… 田口浩正 (9係・巡査部長)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (9係・警部補)

早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (東京都監察医務院に勤務する監察医)
石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)
矢沢早苗 …… 畑野ひろ子 (漫画家・長男福太郎)
垣内妙子 …… 遠藤久美子 (クラブ歌手)

新貝文規

河原えりか …… 宮地真緒 (フライトアテンダント)
坂本奈津江 …… 吉田羊 (妻)
坂本晋平 …… 本間剛 (クローバー商事・企画室長)
今井勇人 …… 山崎勝之 (代議士)
中田孝介 …… 佐野大樹 (四葉証券)

阿部真里窪園純一鬼頭真也入口夕布野田和佳子今村美歩仲村瑠夏伊藤洋三郎


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system