深夜食堂2 原作：安倍夜郎「深夜食堂」 脚本 - 真辺克彦(11)(13)、向井康介(12)(14)、荒井晴彦(15)、荒井美早(15) 監督 - 松岡錠司(11)、山下敦弘(12)(15)、小林聖太郎(13) 野本史生(14) 企画 - 遠藤日登思、日高英雄 プロデューサー - 盛夏子、小佐野保、竹園元 音楽 - 佐藤公彦（第2シリーズ） 主題歌：LOVE　LOVE　LOVE 「嘘のつき方」 http://www.mbs.jp/meshiya/

第15話 缶詰
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大学で自主映画を製作しているゲンキ(森岡龍)とユウキ(前野
朋哉)。八王子の鑓水峠でロケハンの最中、史跡らしき所に積
まれていたパイナップルの缶詰を失敬し、マスター(小林薫)の
ところに持ち込んだ。どこか不気味なところもあるものの、
マスターにパイナップルの入った酢豚を作ってもらい、それ
をきっかけで、彼らは店に来ていた菊乃(早織)と知り合う。
二人は菊乃に、自分たちの映画のヒロインにと御願いするの
だが…。
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大学で映画を自主制作している二人の男性・ゲンキとユウキ
は撮影現場に備えられていた缶詰を拝借し、「めしや」で
常連客が缶詰を使った創作料理をマスターに注文しているのを
見て自分たちも同様に料理して貰う。拝借した缶詰はパイナッ
プルでマスターは酢豚を作る中、女性客の一人・菊乃がそれを
物欲しそうに見ていた事がきっかけで知り合いになっていく。

過去に起きた殺人事件について心残りに感じている客と
まるで自分の生き写しとばかりに鑓水峠の被害者に共感して
いる女性と、そこにお供えしてある缶詰の存在を知っている
客が同じ店に通ってしまう確率が凄すぎるだろうと小一時間
って感じだけど、ドラマとしては面白い因縁の様な形で
まとめ上げられた話だった。

缶詰の持ち込みを料理にしてくれるなんて良心的な店だね。

落ちている／お供えしている缶詰を食べようとする勇気が
凄いし、金が無い大学生ならばそれも有りなのかと思わせる
も、「めしや」でご飯を食べている時点でそんなにカツカツの
生活をしているのではないのかなと思ってみたり・・・

時間の経過が分かりづらいけど、旅だった彼女が日焼けして
戻ってきた所を見ると結構な時間の流れが有ったと思われ、
変わった姿を見せたところは、前向きな感じで良かったと思う。